46回 全日本登山体育大会を振り返って
            大会Bコース登山隊
   副隊長 水廣真紀子(下関山岳会)

3億年の夢眠る草原・・・山口県秋吉台に全国からの山仲間が集い、第46回全日本登山大会山口大会が開催された。1020日当日は爽やかな秋晴れの一日となった。
 私たち下関山岳会がサポートを担当することになったBコースは、秋吉台の中心部を縦断、主要ピークを余すことなく踏破しながらその雄大な景色のなかに分け入って足元の小さな自然にたっぷり触れることができるコース。このBコースには今大会最大の101名の方が参加され、サポートの行動役員とあわせると総勢約130名の大部隊となった。


Bコース出発点                                      いよいよ登山道へ

長者が森                                        ススキ野原を北山へ向かう

 コースのスタート地点となる長者が森駐車場にて行動役員と合流。それぞれの班のプラカードを手にした班長のもとに集合し自己紹介を済ませスタートした。まず、原始の植生を残す長者が森を経由して1つ目のピークの北山、それから冠山へと進む。このコース脇では早速、カワミドリ、カセンソウ、ナンバンギセル、サイヨウシャジン、ヒメヒゴタイなどの花が咲き、思わぬ花たちの歓迎に参加者の皆さんからも陽気な声が聞こえる。
今回Bコースには自然観察員3名の方に同行いただき秋吉台の自然を楽しく紹介していただいた。冠山から緩やかに下るとカルストロード沿いに若竹山をめざす。10:40 若竹山で早めの昼食。昼食後自然観察員の多賀谷さんから興味深い秋吉台のお話をしていただき、集合写真になんとか全員納まったのち午後からの行動をスタートした。西の西山を一歩一歩登る。広々とした草原に馬ころびのドリーネの無数の窪み。この窪みはその底に静かに存在する地下世界を想像させる。最後のピーク龍護峰、ススキの穂がまるで金糸のように輝き涼しい秋風が吹いていた。そして家族旅行村、接待所の温かいもてなしに参加者の方の表情もほころび、事故もなく全員無事ゴールした。
 

長者が森駐車場を眺めながら若竹山へと・・・・・・・ドリーネ群

 
西の西山へ向かうみごとな長蛇の列・・・・・龍護峰へと進む


龍護峰頂上にて大休憩

      

いよいよハイキングも終盤となる・・・・・・・・・・・接待所にて、山口の銘菓と御茶やコーヒーをいただく

 今大会、いわゆる「山」らしくはない秋吉台は参加者に満足してもらえるだろうか、果たして100名以上の人数をまとめられるのか、正直不安だった。何とか無事に終えることができたのは、まず我が山岳会の協力団結があったこと、岳連や他の所属団体の方にも様々な面で支えていただいたこと、感謝したい。そしてなによりも秋吉台の大自然には深く深く感謝したい。その広い懐にやさしく私たちを迎え入れ穏やかな一日の場を与えてくれた。今大会を通じてあらためて地元の身近な自然の魅力に気づくこととなり、秋吉台は特別な「山」になったと思う。
 最後に山行をご一緒した参加者の皆様へ 皆様の楽しそうな笑顔に励まされ、大会を一緒に盛り上げようという一体感を強く感じました。皆様の偉大なるメンバーシップに深く感謝いたします。