2007年2月個人登行
2月4日(日)
平尾台/貫山



羊郡原を行く・・・・・




GPS軌跡 (記録・細川)


1.期日 : 2月4日
 
2.参加者 : 細川功 日本山岳会北九州支部会員他63名
  9:35分 : 吹上峠出発
  10:26分 : 大平山
  11:13分 : 四方台
  11:38分 : 貫山着
  12:16分 : 出発
  12:33分 : 四方台
  12:52分 : 中峠
  13:02分 : 茶ヶ床園地
  13:39分 : 駐車場着


3.山行概要

 2月3日、日本山岳会/九州五支部懇談会「九州フォーラム」が開催されその翌日、記念山行に

平尾台/貫山への山行が企画されたので参加した。久方ぶりの平尾台行きである。

 登山を始めた当初から平尾台と言えば青龍窟近くにある「鬼の唐手岩」でのクライミングのトレーニングが思い出にある。当時は山と言えばクライミングの事しか頭にない。周辺の自然環境や貫山にも登った事が無かった。

 今回は私が知らなかった平尾台を見る事にした。県道直方行橋線(28号線)を通り平尾台中央のバス停近くの駐車場に車を止める。先ず、近くの平尾台自然観察センターに赴き平尾台の自然に関するレクチャーを受ける。施設内のハイビジョンシアターで平尾台の一年の四季ビデオを鑑賞さらに平尾台カルスト地形の生成過程を学習する。これらの知識を元に吹き上げ峠駐車場から大平山→四方台→貫山へ向かう。二日前に雪が降って昨日まで積雪が有ったらしいが今はすでに雪も殆ど消えている。日陰にわずかにその痕跡が認められる。登山道はなだらかな丘陵地を縫って稜線伝いに進む。

 近くに存在する秋吉台の石灰岩群からは海生物の化石が多く発見させているが平尾台の石灰岩群からはその殆どが認められない。この原因は赤道近くの珊瑚礁が海底の地下深く閉じこめられて石灰岩となり大陸プレートの移動に伴う隆起の過程で周囲に同時に地下のマグマが噴出し、その熱影響で海生物の化石が変質して無くなったと言われている。平尾台周辺の山にこの痕跡が認められる。貫山の岩質は石灰岩と異なり、マグマの痕跡は彼方此方で認められているそうだ。さらに植生は豊かで自然観察センターの皆さん他による保護活動で四季折々の平尾台特有の植物が観察される。

帰路は貫山より引き返し、途中の中峠より茶ヶ床園地に下り、自然観察センター横の駐車場に戻った。茶ヶ床園地は江戸時代小倉藩の殿様が此処で野点を行った場所で、此処からの羊群原の眺めは素晴らしいものである。ある会では秋に此処でよく観月祭を催すそうである。今回の山行は何時もと異なるスタイルの山行で自然観察を行い、帰宅後に平尾台と近くの秋吉台の違いやその成因について興味を持つことが出来、有意義な山行であった。



貫山遠景                            貫山直下                          塔ヶ岳遠望




    羊郡原を行く・・・・