
参加メンバー 原田(俊)、水廣、城代
3/2 20:00 小月ホンダ出発
21:10 鹿野IC 城代合流
七塚原SAで休憩、庄原ICから一般道を通り桝水へ向かう。
桝水から見える大山の西面は、沢筋がわずかに白く見え、まるで4月中旬の様相である。
3/3 01:00 大川寺の交番に登山届け提出。
01:20 香取駐車場着
月明かりに浮かぶ三鈷峰は黒く雪がほとんどない。
予定していた三鈷峰北稜左尾根(北東稜)は、藪こぎとガレ場と思われるため、
予定を変更し雪が残る北壁に入ることにした。大川寺に戻る。
01:50 大川寺南光河原駐車場
駐車場にてキャンプ、ここの駐車場は傾斜があるので寝心地はあまりよくない。
06:00 起床
雨の音で目が覚める。冬山の雨ほど嫌なものはない。
止む気配はないが、北壁の状態がわからないので、とりあえず元谷に入ることにする。
雨に濡れ重たくなったテントをパッキングする。
07:25 出発
08:00 大神山神社
いつものように山行の無事を祈願する。

08:50 元谷小屋到着
元谷の堰堤も小屋も雪に埋もれておらず、樹林の中に残雪があるくらいで、
3月はじめの元谷の風景とは思えない。
撥水性の落ちたゴアのヤッケは雨には無力で、下着までぬれてしまった。
雨が止むまで、とりあえず小屋で沈することにした。
小屋には前日から岡山の5人パーティが泊まっていたが、雨天のため沈していた。
なかなか服が乾かず寒いので、小屋の中でツエルトを被り中でコンロを炊くと、
今度はサウナのように熱くなるが、ようやく服が乾く。
15:30 雨が止まないまま、早めの夕食。
今夜のメニューは「野菜風豚ロース煮込み丼」はじめて食べる味である。
夕方、とても山に登るとは思えないような格好をした青年たちが大勢小屋に入ってきて、賑やかになる。
彼らはボーイスカウトで、訓練で元谷にきたとのこと。
例年なら雪洞を掘ったりするらしいが今年の雪では無理である。彼らは2階に泊まる。
21:10 就寝
3/4 05:00 起床
異様に暖かく、寒さを感じない。
05:30 朝食
昨日からの雨と、高温のため北壁からは、絶え間なく落石の音が聞こえてくる。
北壁の尾根筋は雪がかなり融けており、谷筋は落石の黒い筋がいくつもついていて、とても登れる状態ではない。
元谷から、登れそうなルートはSACノーマルルート(七合尾根)か宝珠尾根くらいしかなく、
宝珠尾根を直登するルートを選択した。
06:35 元谷小屋出発
天気は薄曇りで、視界はまずまずで時折稜線が見えることもある。

07:25 中宝珠越(アイゼン装着)
落石対策のためヘルメットも着用する。
尾根筋は雪が少なくブッシュがうるさい。ほとんど無雪期の踏み跡をたどる。

08:40 一本立て、ハーネス着用する。

09:20 上宝珠越
上宝珠越の標識は倒れ、雪の間にのぞく地面に横たわっていた。
<雪の下になるとわからないので、視界が悪いときは注意が必要です。>
トラバースはせず、尾根を直登する。
雪は柔らかいが足がはまることもなく、何となく物足りない。
北壁ほどではないがトラバースルートでも時折落石が発生していた。


10:05 縦走路(象ヶ鼻下付近)
難なく、縦走路に出る。
弥山へ縦走するか否か話し合い、縦走はしないことにした。個人的にはちょっと残念!
縦走路は雪と地肌が半々くらいの状態で、雪は柔らかく、時々ズボッとはまり歩きにくい。


10:35 ユートピア小屋通過
11:05 三鈷峰着
登る予定であった三鈷峰北陵を上から眺める。
中間部に見える鋸歯状の地点はボロボロの様で、雪の無い状態でのトラバースは難しいと感じた。

11:30 三鈷峰出発
鞍部からは落石に十分に注意しながらトラバースルートを下る。
沢を横切るとき、落石が一つ落ちてきたが、コースを確認しながら急いで渡った。

12:05 勝間ケルン通過
昨年、山岳会員が錆を落とし塗装作業を行ったケルンは、とても綺麗なままである。
12:20 上宝珠越

落石に注意しながら砂すべりを一気に下る。
12:45 ここまでお守りとして着けていたアイゼン、ハーネス、ヘルメットを外す。
13:20 元谷小屋到着

13:40 昼食
14:10 元谷小屋出発
15:00 大川寺南光河原駐車場到着
15:20 駐車場発、往路と同じ道を戻る。
19:00 鹿野IC 城代下車
20:10 小月ホンダ到着 解散
記録 城代
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