下關山岳會80周年記念海外登山
(スー)姑娘山(クーニャンシャン)トレッキングと大姑娘山(タークーニャンシャン)登頂10日間
2010年7月24日~8月3日

中国・大姑娘山(5025m)登頂記録

四姑娘山系の花々(2010.7.25-8.1)クリックして写真を見てください!
四姑娘山トレッキングと大姑娘山登頂 クリックして写真を見てください!
参加者:萬谷(担当)・西川・伊藤・城井・井上・岡本・松阪・岸田・早川・原・植村・野中
       記録の植村氏は一人だけ日程が1日少ない為、出発時間と帰国日が変わる

記録:伊藤
7
/24(土)一日目 快晴 
福岡発CA916~上海発CA406~(国内線)~成都着 雷雨

10時45分下関駅前出発。岡本氏と早川さんの車に9名分乗し山下清氏の見送りを頂く。吹出ていた汗も車内のエアコンの涼風によりすっきりする。
12時 福岡国際線ターミナル着、今回熊本から参加される岡本さんの友人松阪氏とアルパインツアーサービスの野中氏と合流する。
植村さんは単独で仁川経由で成都に向かいひと足早く出発する。空港内で昼食をすませ、14時05分出国手続、手荷物検査が済み
14時55分搭乗 15時50分福岡空港離陸機上の人になり、これから見知らぬ地へ向かうと思うと心なしか胸が高鳴る。
17時20分(現地時間)上海浦東空港着 途中、積乱雲に機体が突入すると大きく揺れあまり気持ちがよくない。
国内線に乗り換えのため広い空港内の移動がこれまた大変。
19時50分上海浦東空港を離陸するまで長い順番待ちの末、
名古屋から飛んできたと云うCA406は20時20分に飛び立つ。
夜のとばりが降りすっかり暗くなる。
21時55分成都空港着 空港上空にさしかかり街の明かりが見え、高度を下げはじめて着陸するのかと思っているとまた上昇する。
旋回する機窓から雷の閃光が幾筋も見える。何度か着陸を試み雷雨の中無事到着。やれやれだ。
雨の中、此度の現地案内役をしてくださる「四川大地探検公司」の「蘇さん」といわれる32歳の女性ガイドさんの出迎えをうける。
日本語の達者な方で、意思の疎通に事欠かなくてすみそうなので一先ず安心する。
23時10分ホテル着 土砂降りの雨の中、専用バスで市内に入るとまもなく今夜宿泊する銀河王朝大酒店に到着。
繁華街に立地しとても立派なホテルである。明日は5時出発と云うことで、早速各人ルームに向かい中国の第一夜の眠りにつく。
仁川経由の植村さんは24時にホテルに入る。
           
記録:植村
7/24(
)  1日目  福岡空港~ソウル(仁川)空港乗り継ぎ~成都へ  曇り
福岡空港に9時30分に着きアルパインツアーのデスクカウンターへ向かう。
今回私は仕事のため1日早く帰国するのでみんなとは別の便で出発し、ソウル経由で成都に行くことになった。私以外の10名は11日間の日程で成都に1日多く滞在し、三国志の舞台となった成都観光をすることになっている。ツアーガイドの野中さんが福岡空港で出迎えてくれ、チェックインし搭乗口まで見送ってくれる。
11時50分 アシアナ航空でソウルへ 13時10分着 曇り
不安を感じながら野中さんに教えて貰った通りTransfer(乗り継ぎ)の方へ。そこでもう一度セキュリティーチェックを受ける。やっぱり英会話は勉強しなきゃ・・と思った。Where are you going?と突然聞かれても はて? なんでしょうか???と訳が解らない。相手も困ってTicket please と言われ はっ! としてチケットを見せた。成都はChengdu(チョンドゥ)と言うらしい・・・。
仁川(インチョン)空港はハブ空港で空港内はとても広い。搭乗口がたくさんあり乗り継ぎ客も多く、免税店もたくさんあった。
私が次に乗るソウルから成都へ行く便は20時発なので、あと6時間くらいある。免税店 を全部見てまわっても時間が余ってしまったので、
免税店の1階上に横になれるソファーがあったのでそこで横になった。周りにはいろんな国の人がいて最初は警戒したが、意外とみんな無防備に寝ているので私も少し仮眠をとった。
20時 アシアナ航空でソウルから成都へ 23時着 雷雨
成都行きの飛行機で隣に座っていたテキサス出身の20代と思われる綺麗なアメリカ人女性と片言の英語で話をした。
彼女は韓国で英語を教えていてこれから休暇を利用してネパールへ行きエベレストを見に行くそうだ。
Very exciting!だと目を輝かせていた。
私の事も話したけどうまく伝わったかな?

空港から出ると現地ガイドの人が待っていてくれて車でホテルへ連れて行ってくれた。雨が降り雷が鳴っている。
ホテルに着くまでガイドの人が成都の町について色々話してくれる。


24時 ホテル着 銀河王朝大酒店 は成都の繁華街にあってとても立派なホテルだった。
野中さんと現地ガイドの蘇(そ)さん(30歳女性・ベテランガイド)がロビーにいて明日の日程説明と両替をしてくれる。
なんと明日は早朝5時出発らしくホテル滞在時間は短い。部屋に着いて早川さんと岸田さんの部屋に行き、無事着いた事を報告し、
お風呂に入ってすぐに寝た。
7/25()  2日目 成都~日隆(リーロン)へ  雨
5時 ホテルのロビーで今回のメンバー全員と顔を合わせる。どうぞよろしくお願いします。
数日前に大型バスが崖から落ち17名死亡する事故があり、急遽マイクロバスでは通行不可になったため、8人乗りのワゴン車3台に分乗し出発する。まだ暗くて相変わらず雨も降っている。朝食にお弁当(水とパンとオレンジなど)を貰う。高速道路に乗りひたすら走る。
まさに土砂降り状態で前もよく見えない。途中のサービスエリアも車外に出るのがためらわれるくらいの大雨だ。
ああ雨なんだ。とがっかりしていると、成都と日隆の距離は380kmくらいあり天候は全然違うと野中さんが言ってくれた。

今回早朝5時出発になった理由は道路工事で10時までに通過しないといけない関門が3箇所ありそれに間に合うためだった。
中国では道路工事は事前通知がなく、工事中はなかなか融通も利かず10時を過ぎると工事の終わる16時までは通行止めになるそうだ。
そのためドライバーさんはかなりのスピードで運転してくれ、どんどん追いこしていく。
中国の車は左ハンドル、道路は右側通行。追い抜く時はクラクションを鳴らしまくる。
雅安(ヤーアン)まで高速道路、そのあと一般道で宝興(パオシン)へ大雨のせいで道路沿いの河が濁流になって靄がかかっている。
崩れた岩が落ちて道を塞いでいる箇所もある。
崖崩れが起きないことを祈った。
なんとか3箇所の関門は無事通過し、途中からチベット族の町に入ってきた。
車は崖下を横に見ながら山をどんどん登っていく。
12時 標高3300mくらいのお花畑で写真撮影のため車を降りる。雨は止み雲が下にある。
サクラソウやエーデルワイスなどたくさんのお花が咲いている。みんな興奮して写真をとりまくる。
でも標高が高いことを忘れずに・・、走ってはいけない。
さらに30分くらい走ると、3700mくらいのところに赤色のケシ、紫のブルーポピーの花が咲いていた。車を停めてしばらく写真撮影。
       
13時 4114mの夾金山(ジャオジンシャン)峠に到着。
風があってさすがに寒い。雲が少しはれてきて眺めが良くなってきた。防寒着を着て全員で記念写真。
しばらくすると小さい街があり道路舗装中。
通行止めの為下車。川の側にトイレ(囲いがあるだけ・・。)がある。待っていると通行可能に。


14時30分 昼食のお店に着く。
羊の肉やキノコの炒め物、スープなどたくさんの料理が並べられる。結構美味しい。いっぱい食べた。

15時30分 日隆着。
ホテル(鄧園賓館)は道路沿いの食堂の上の4階建てアパートの様な感じの建物。
日隆は2年前の四川大地震の震源地に近く立派なホテルは悉く崩壊していた。こう見えて私達が泊るホテルは設備が整っているそうだ。
部屋は4階で、スーツケースを4階まで担ぐのは無理だよと思っていたら、ホテルのお兄さんが持って上がってくれた。
でも階段を登るだけで息が切れる。やはりここは3100m。体がまだ順応できない。


部屋に入るとテレビとベッドテーブルなど結構広い。でも窓はきちんと閉まらない。
シャワールームが別にあり広いけど和式水洗トイレとシャワーを浴びる場所が側にある効率的というかまあしょうがないかという感じ。
布団は1枚だし部屋の中は昼間でも結構肌寒い。大丈夫だろうかと不安を感じた。

実は私は日本で荷物を詰めてスーツケースの重さを測ると23kgだったので荷物制限の20kgにするため、ダウンや重たい厚手の服は置いてきてしまった。色々なことが頭をよぎった。部屋に荷物を置いてみんなでホテルの近くのお店屋さん巡りをした。お店には大体チベット民族の刺繍がしてある帽子やポーチ、天然石のアクセサリーなどが置いてあり、
値段は交渉しだいで4割引きくらいになる。言葉は通じないので筆談でのやり取りだ。
そんな時西川さんはとても交渉上手で、お店の人とのやりとりの時に頼りになる方だった。
夕方になると寒い。
1人途中で部屋に戻りベッドに横になった。少し頭も痛い。ベッドに電気敷きマットがあったので点けたら温かくて嬉しかった。
そのあと体調が悪くなった。お腹が冷えたのか下痢をし、さらに気持ちが悪くなって吐いてしまった。とても気分が悪い。
寝不足と疲れと寒さに対する不安などが入り混じって精神不安定になってしまった。

19時が夕食だったがとても食べられそうもないし体がふらふらで起き上がれない。調子が悪いことを伝えて横になっていた。

蘇さんが食事をおかゆにして持ってきてくれたけど、やっぱり食べられなかった。

野中さんが心配してきてくれ血中酸素濃度(SpO2)を測ったけど90%以上あり高山病ではないということだった。
でも一応高山病予防の薬ダイアモックスを半錠くれた。
このままでは私は明日からの登山は無理だと思った。

3100mのホテルでもダメなのに3600mのテント生活なんてとんでもないし。
などなどいろんな不安を野中さんや蘇さんに話したら大丈夫だよ!と励ましてくれた。
若いから早く体が反応して体調が悪くなっただけだよと言ってくれた。
その後、とにかく眠ることにした。
明日も体調が悪ければホテルに居れば良いことだしみんなに迷惑をかけそうなら登頂は諦めようと思ったら少し気が楽になった。

7/26()  3日目  日隆滞在 高度順応  晴れ

早朝、目が覚めたら体調が良くなっていた。頭がまだ痛かったので鎮痛剤を飲んでまた少し横になった。
朝食の時はおかゆやマントウが食べられるようになっていた。なんとか今日は登山できそうだ。
みんなに心配をかけてすみません。

9時30分 チベット族の張(チョウ)さん(女性)がガイドをしてくれホテルの裏山を登る。民家の間を通りぬけ最初は急な登りがある。
息が切れて汗が出てきた。きれいな花がたくさん咲いている。途中小さい赤い実のなった木があったのでみんなで食べてみた。苦いしマズイ。

11時 お花畑で休憩。朝貰ったランチパックの中にあるリンゴやお菓子、ゼリーなどを食べる。

11時45分 3500m付近でお昼を食べる。明日ベースキャンプへ向かうジグザグの道が向かいの山に見える。
今日ほど登りはきつくないよという蘇さんの言葉に安心する。
伊藤会長と張さんによる日本語と中国語の合唱が披露され盛り上がった。

13時 3700m付近まで登り休憩。風があり涼しい。高度順応はここで終わり。

13時30分 違う道を通って下山。標高が下がるとまた暑くなってくる。

14時40分 帰り道、張さんのお家にお邪魔する。お母さんと妹さん、お婆さん、子供さん2人がいた。

テレビやソファーのある応接間で馬茶と落花生をいただき、チベット民族衣装を着たお婆さんがバター茶を作ってくれた。
長い筒の中に温かい馬茶を入れ自家製バターを加えて棒でゆっくり混ぜる。混ぜるのを体験させて貰ったが結構チカラがいる。
バター茶は高山病に効くそうなのでがんばって飲んだ。

チベット民族衣装を着せてあげると呼ばれてモデルになった。実際良く見るととても綺麗で色とりどりの刺繍が袖の周りや生地にしてあり見事だった。
男ものには動物の毛が使ってあり暖かそうだ。お婆さんやお母さんくらいの代までは普段でも民族衣装を着ているが
今の若い人たちは着なくなっているそうだ。私達が着た華やかな衣装はお祭りなどの時に着るものらしい。


                
16時 ホテル着 19時、夕食 
料理が11皿くらいあり豪華。
味付けは悪くない。
私は日本食が恋しくて城井さん持参の大きな梅干しを分けて貰いおいしくご飯が食べられた

7/27() 4日目 日隆~老牛園子(ラオニューエンツ)ベースキャンプへ 晴れ

8時30分 荷物を馬に預け、防寒着や食料など必要なものだけをリュックに背負い
出発。今日はチベット族のヤンさんが案内してくれる。
検問所でパスポートを出し入山手続き。
今日も朝からお天気が良く、少し歩くと汗がでる。
昨日見たあのジグザグの道を登って行く。標高も高いしキツイ。足がなかなか前にでない。

蘇さんがあと500mくらいで休憩ですよ!と声をかけてくれたけど、なかなか着かない。どこなのその休憩場所は?と思った。
たぶん倍以上あったと思う。中国人と距離感覚が違うらしい。

9時45分 ようやく稜線に着く。そこからは四姑娘山山群が見えた。すごく感動した!四姑娘山山頂は雲が懸かっていたけど、見事な景色が広がっていた。疲れが吹っ飛んだ気がした。

蘇さんも興奮している。「四姑娘山の顔が見えますよ!」と言った。ほんとだ!氷河が山肌に残っていて女の人のような顔になっている。

稜線の広場には私達の登頂を助けてくれるネパール人のシェルパ、ダワさん(47歳)とテンマ君(27歳)が待っていてくれた。
ダワさんとテンマ君は日本語が話せる。ここからはテンマ君が先頭で歩いて案内してくれることになった。

四姑娘山を見ながらお花畑の稜線を歩いて登っていくと鍋荘坪(かしょうへい)のパコダ(石塔)に着く。記念撮影。

        

それからまた暫く登りもう一つの旗がたくさん立っているパコダで休憩。ここで四姑娘山が見えるのは最後。行動食を食べながら景色を心に刻みこませる。するとだんだん頂上に懸かっていた雲がはれて全景が見えた。やったぁ!なんだか前途明るいぞ!!

ここからはなだらかな道を歩く。馬に乗った中国人観光客がたくさん追い越して行く。

この先にある大海子(タイハイツー)まで馬で行く日帰りコースに行くそうだ。青い空と私達の歩く道の周りにはエーデルワイスの白いお花畑、なだらかな道。とても気持ち良く歩ける。

12時15分 石板熱の広い平らな石のところで昼食。揚げパンやリンゴ、ゼリードリンクなど朝もらったランチパッグを食べる。

12時50分 出発。馬道を歩いていると段々柊の木々の中に入ってきた。そして緩やかな登りも続く。1時間ごとに休憩を取る。
途中雷がなり少し雨が降ったがすぐ止んだ。

森の中の馬道は水がたまり、その中には馬糞が・・・。それを避けながら歩くのは結構きつかった。歩く距離が長いのと暑さ、さらにだんだん高度が上がってきてみんなの歩く速さに付いていけなくなってしまった。

15時50分 ベースキャンプの黄色いテントが張っているのが見えてきた。おお!この坂を下れば到着だ。

        

16時 老牛園子BC(3600m)到着。
BCには大きな食堂用テントと調理用テント、お客さん用テント、トイレ用テント(ペーパー有り、
使用後におがくずをかけるバイオ式)など設備がちゃんと整っている。
山から流れてくる川の流れを利用してコンパクトに水力発電し食堂には電気も点いた。

BCのスタッフがスイカを準備していてくれた。スイカが美味しかった!疲れがとれた。洗濯されたシーツと預けた荷物を貰いテントの中へ。寝袋が準備されていた。5人用テントを2人で使うということだったが、女性は3人の為私は1人で贅沢に使わせて貰った。

高山病にならないためには、じっとしているより歩いたり動いたほうが良いと野中さんから聞いたので、BCの側の川(海子沟)に行って冷たい水に手を浸けたりみんなで話をしていた。

BCから日隆までの帰り道、馬を雇うといくら懸かるのか野中さんが聞いてくれたら300元(1元=約15円)ということで、私を含め4名が名乗りを上げ、早速野中さんに無線で予約をして貰った。

実際今日の道のりは私にはきつかった。途中で、死にそう・・。と思っていた。帰りは馬で帰れるとなると、歩く日にちが1日減る。ほっとした。

隣のアミューズツアーの男性が顔を洗いにきた。今日大姑娘山に登頂して降りてきたらしい。お天気が良くて四姑娘山が良くみえたそうだ。ブルーポピーもきれいに咲いていたと言う。うらやましい。私達の登頂の日もお天気になって欲しいなと思った。

18時 夕食。シェルパの紹介があり、今日一緒に歩いた、ダワさんとテンマ君、そしてテンマ君のお兄さんのヌルブさん(42歳)が
明日からシェルパとして一緒に行動してくれるそうだ。彼らはエベレストに何度も登った経験があるそうでとても頼もしく感じた。

ネパール人のコックのパルボさんが日本食を作ってくれていた。
カレーライスや焼きナス、卵スープなど。美味しかった。お米や野菜は日本から野中さんが持参してくれたらしい。
私はお腹がすいていたが、食べたいのにあまり喉を通らず、少しずつしか食べられずカレーを1杯食べるのに、30分くらい懸かってしまった。
その間みんなが色々話しをしながら食べ終わるまで待っていてくれたのがとても嬉しかった。

夕食後、日が暮れるととたんに寒くなる。
防寒着を着て歯を磨いたり、顔を洗ったりする。みんなでテントの外で誰が最初に1番星を見つけるかを競争しながら話をしていた。
原さんが第一発見者だった!

夜中、トイレに起きて空を見上げたら月が皓々と照っていた。月の明かりで星は期待していたほど見えなかった。

また眠っていると、テントの近くで「ブヒヒッ」と声がした。隣のテントの寝言かしら・・、と思っていたら、ヤクの群れが私達のテントのすぐ側までやってきて鳴いているみたいだった。しばらくみんなのテントに挨拶するようにブヒブヒヒッと鳴いて離れなかったら、スタッフの誰かが追い払ってくれたようでいなくなった。

7/28() 5日目 ベースキャンプ滞在 高度順応  晴れ 

7時 シェルパの人達が一つずつテントを周りモーニングコールとドリンクサービスをしてくれる。
なんて素晴らしい目覚めだろう。
トイレに行く途中に朝露に濡れたキラキラしたお花を見ることが出来る。

8時 朝食。マントウ、お粥など。昨夜のヤクの訪問の話で持ち切り。
テントの周りにヤクがたくさん集まっていたらしい。

9時 出発。今日は大きなお腹のダワさんが先頭を歩いてくれる。
高度順応のため4100mまで行きその後、大海子(タイハイツー)に降りる。

テントの裏の山を登って行く。ダワさんは登りを歩く時は同じ歩調でとてもゆっくり歩いてくれる。
すごく歩きやすい。それに疲れない。

9時40分 休憩。お天気が良くお花もたくさん咲いている。

      

10時40分 4100mの放牧用の小屋のある黄色いお花畑で休憩。とても綺麗なお花畑で思わず寝そべった所を写真に撮って貰った。

11時10分 大海子へ降りて行く。たくさんのお花の中にミヤマキリシマに良く似ている葉があったがお花は違っていた。

12時 大海子に到着。きれいな湖で奥の山々とのコントラストが素晴らしい。小屋があり、コーラを買って貰って飲んだ。炭酸が美味しい。

12時20分 出発。途中赤いバラの様な花を見つけた。

13時15分 BC到着。スイカとコーヒーを用意いてくれた。その後お昼ご飯にざるそばをいただいた。浸け汁は温かく少し塩辛かったが、
薬味まで付いていてとても美味しかった。
その後は自由時間。テントの中は30度以上あったので耐えきれず、
食堂テントで話をして過ごした。

今朝大姑娘山に登頂して降りてきたアミューズツアーの中国人ガイドの人が、お天気がよく、
四姑娘山が綺麗に見えて最高だったと興奮していた。

18時 夕食。
キャベツやトマトのサラダやピーマンとお肉の炒め物などなかなか美味しかった。


夕食後、向かいの高い山の草原に黒い塊が在りそれが動いていると原さんが興奮していた。
もしかしたらヤクの群れではないかと言い、みんな双眼鏡や望遠レンズでズームしてそれを確認したら、
やはりヤクがたくさん見えた。

4000m以上ある高い場所まで行くなんてすごいね!と話をしていたら、
日隆から私達を案内してくれたヤンさんがあれは自分のヤクだと言った。
   
夏の間はああやって山に放牧させているそうだ。冬が近くなり寒くなったら自分たちで山から下りてくるらしい。
昨日の夜、寒くて途中で目が覚めたことを話していたら、原さんがダウンの上着を貸してくれた。なんて良い人なの・・と感激した。
そして暖かく寝ることができた。

7/29()  6日目 ベースキャンプ~第1キャンプへ 晴れ

7時 モーニングコール&ティー

8時 朝食。朝食の後、馬に預ける荷物を出す。

9時 今日もダワさんを先頭にいよいよ第1キャンプ(C1)へ出発する。日隆に戻る道を少し進み、朝露に濡れたエーデルワイスのお花畑を行く。
柊のような木の林を登ると道が開けてくる。

9時45分 休憩。今日も良く晴れて天気が良い。

草原の中を歩いて行くとダワさんがこれはニンニクだ!と先端が尖った膨らみのある草を見つけた。匂いを嗅ぐとニンニクの匂いがする。
ニンニクは高山病に効くということでヌルブさんがたくさん取ってくれた。

10時35分 休憩。かなり高くなってきた。もうすぐ4000mだ。

11時 大姑娘山が見えるお花畑に到着。
空の青さとガレ岩の大姑娘山そして黄色やピンクのお花畑。
その壮大さにとても興奮した。みんな写真を撮りまくっていた。さらに登って行くと、ヤクの群れがたくさんいる。子ヤクは人を怖がらずに道の真ん中に座りこんでいる。私達を珍しそうに見ている。ヤクは牛の角、馬の尻尾、豚の鳴き声と言われると蘇さんが教えてくれた。毛がふさふさしていて色は黒や白、茶色と色々な種類がいた。
11時30分 草原の中にガレ岩が出てきた。そして4000m越えると見えてくると言われたお目当てのブルーポピー
(学名 メコノプシス ラケモサ)が岩の間に咲いている。またまた写真を撮りまくる。
つい写真を撮るのに夢中で置いてきぼりをくう。 
              

12時30分 昼食。
朝貰ったランチパッグの中にボール大のおにぎりがあったのでインスタントお味噌汁を
岸田さんに貰って一緒に食べた。とても美味しかった。風が出てきたので肌寒く感じた。

この岩の壁の上にC1キャンプがあると言われ、最後の力を振り絞って歩いた。

13時 4300mの岩だらけの平らな場所にC1のテントが張ってあった。
スタッフの人達がスイカを準備してくれていた。こちらも宿泊用と食堂用と調理場用、トイレ用のテントがちゃんとあった。
雲が出てきて風が強くなり寒い。防寒着を着た。

14時30分 じっとしているより歩いた方が高山病にならないということで、
リュックを置いて明日登る道を高度順応に出かける。
たくさんのブルーポピーや珍しい花が咲いている。マーモットが岩陰にいるのを見つけた。
可愛らしい立ち姿だった。

15時 4400mまで登った。
明日は早朝この先のコルを目指して行くんだと確認。
岩だらけのゴツゴツした場所だが大丈夫だろうか?

15時25分 C1に降りてきた。その後はみんなテントの中でゆっくりした。
外は寒いがテントの中は陽が射しているので暖かい。でもなんだか頭が痛い。

17時30分 食堂に集合。
高山病になってないか確認するためにみんな
SpO2を測って貰う。
私は69と低め。深呼吸をしてもう一度測ったら75まで上がった。
頭が痛いのはそのためなんだと思った。
大丈夫かどうかわからないけどここまで来たのだから登るしかないし、登りたい。

夕食にはあのニンニクを使ったスープが出てきた。美味しかった。
おかずはたくさんあったが岡本さんが持参していたチキンラーメンをみんな少しいただいた。
懐かしい味。これもまた美味しかった。
残ったチキンラーメンはスタッフの人達へあげると喜んでいた。

明日は3時半にモーニングコール、4時に朝食、4時半に出発だ。
今は風が強く曇り空だが
C1のスタッフに聞くと風があるから明日も晴れるだろうということだった。
どうか晴れますように・・。

19時30分くらいに寝たがやっぱり緊張などであまり眠れなかった。

7/30()  7日目 C1~大姑娘山~BCへ 晴れ

3時30分 ライトを照らしながらモーニングコール。 頭が痛いのはダイアモックスと鎮痛剤が効いたのか治っていた。

4時 朝食。おもちに海苔が巻いてあって美味しかった。おもちパワーでがんばるぞ!

4時30分 ヘッドライトを点けて出発。平たい岩板の道を行く。萬谷さんとテンマ君はもう先に出発している。
今日はコックのパルボさんも一緒に登る。

5時10分 休憩。暗いしどの辺りまで進んだのかよくわからない。

5時50分 休憩。だいぶ明るくなってきた。ここから登りがきつくなる。

6時30分 コルに着いた。コルの手前が一番傾斜がありきつかった。コルに出ると朝陽に照らされた山々が見えた。
とっても幻想的で綺麗だ。向こう側には三角に尖った神山(5413m)が見えた。

左側は斜面なので手すりがついていた。手すりがあると安心する。進むにつれ四姑娘山が目の前に見えてきた。

7時 平らな場所に出る。
二姑娘山(アールクーニャンシャン)、三姑娘山(サンクーニャンシャン)、四姑娘山、が朝もやの中並んで見える。
写真撮影。霜が降りて岩が白くなっていた。息苦しいのと寒いので結構つらい。
あとこの前に見える斜面を登れば頂上だ。
酸素が薄いので何度も深呼吸をしながら、そして立ち止りながら少しずつ足を前に進めた。

          

7時30分 大姑娘山(5025m)頂上に到着。やっとついた!岩に赤い字で四姑娘山大峰と書かれてあり
周りには旗(チベット仏教の旗、青:空、白:雲、赤:火、緑:水、黄:土をあらわす)が張られてあった。
真っ青の空に四姑娘山連山が綺麗に見える。雲が一つもない。最高の景色!!

遠くには少しだけ頭を出したミニヤコンカ(7556m)が見える。

ヌルブさんが温かいジャスミンティーをくれた。体が温もってとても美味しかった。

朝陽に背中を向けて四姑娘山を眺めながら暫くじっとしていたら冷えきった体がだんだん温もってきた。マーモットのようだなと思った。
標識の岩の上にはお賽銭が置いてあり日本の5円玉もあった。
標識にまっすぐ立っている旗はこの前パルボさんが担いで持って上がったそうで、その時先端にお札を付けたのがまだ飛ばされずに残っていた。

8時30分
 萬谷さんが登頂成功。これで11人全員登頂成功だ!みんなで城井さんが書いてくれた
下関山岳会創立八十周年記念の垂れ幕を掲げて記念撮影。

9時 下山開始。足取りは軽い。でも下山する時に事故は起き易い。気をつけて下りる。

9時30分 コルで休憩。
だんだん暑くなってきたので衣服調整をする。コルを下りて行く。朝はまだ暗くて見えなかったお花達を撮影しながら下りる。
ブルーポピーがきれいに咲いている。

10時半 C1に到着。みんなで改めて登頂成功を喜ぶ。
食堂テントにスイカとうどんが準備してあり、登頂成功の興奮と緊張から解放されてものすごく美味しいうどんだった。

11時30分 テントの荷物を馬に預けて出発。みんな余裕で下りて行く。

12時 お花畑で休憩。ゆったりと景色や馬やヤクの群れを見る。私達の荷物を乗せた馬が下りて行く。

13時 BCの近くまで下りてきた。エーデルワイスのお花畑で休憩。
13時30分 BCに到着。
スイカが待っていた。今回スイカを何度も食べたが、汗をかいた後のスイカは本当に美味しい。
こんなにスイカが美味しいと感じるとは思わなかった。
この後はみんな自由時間。
でもテントの中は蒸し風呂状態で暑くて居られない。体を洗いたいと思ったけどあと一日我慢。

とりあえず川に行って足でもつけてみたが冷たくて10秒くらいで限界。
暇すぎる。と思ってふと川に魚はいないのだろうか?と考えた。
もし釣れたら今日の打ち上げビール祭りで良いおかずになるし・・・と考えて釣り竿を作る事にした。
ちょうど松坂さんが近くにやって来たので、計画を説明して二人で知恵を出し合った。
竿はストックで岡本さんに借りた。糸はきっと誰かが一日目のホテルにあったソーイングセットを持っているかもと思ったら、
やっぱり原さんが持っていた。針は安全クリップを付けることにした。
餌は松坂さんがコオロギみたいな虫をみつけてくれていざ川に竿を投げ込んだ。
しかし川の流れが速すぎるし、重りがないので餌が沈まない・・・。

しばらくがんばったけど何も釣れないお粗末なものだった。
中国人のコックさんに聞いてみたらこの川には魚はいないと言われた・・・。

18時 夕食。アルコール解禁の待ちに待った夕食だ。
パルボさんがハート型のケーキまで準備してくれ上にメッセージカードまであった。
全員の登頂成功を祝ってくれている。
ビールとワインで乾杯。高山病の心配から解放され食事も進む。
明日の騎馬隊と歩兵隊の話などで盛り上がる。

19時30分 テントの外に椅子を並べ広場が作ってある。
これから中国人スタッフやシェルパも全員集まって打ち上げパーティーが始まる。
まず萬谷さんがケーキカット。ケーキとコーヒーが配られる。

              

蘇さんの司会でまずシェルパの人達がネパールの踊りを歌い踊ってくれた。なんとも良いリズムで体全体を使っての踊りだ
(イッサンバーニ?♪)。
みんな大いに盛り上がる。次は日本からと言われて城井さんが中国人スタッフと‘北国の春’を歌った。

そのほか日本からは下関山岳会の歌や漁港節も披露された。
中国側からはアミューズのカワイイ女性スタッフも加わりチベット族の歌が披露された。

原さんの発案で押し相撲をして日中対抗戦をすることになった。体格の良いダワさんでもコツをつかめないのか原さんに負けてしまって、
むこうのスタッフは大爆笑だった。そのあとちょっとしたミラクルもあって更に大爆笑となった。
すっかり暗くなり、全員で輪になってネパールの踊りを踊って終了。良い思い出になった。

7/31() 8日目 BC~日隆へ 晴れ

7時 モーニングコール&ティー

8時 朝食 荷物をまとめて馬に預ける。

8時25分 馬隊4名出発。馬に乗る時上りは少し前のめりの体勢で乗り、
下りは後ろの馬具を持ち上体を反らし気味にすると良いとアドバイスがあった。
馬引きさんに連れられて進む。とても快適。

9時05分 中国の旗の立つチェックポイントで馬から降りて休憩。たくさんの中国人。
今日は土曜なので観光客が多いらしくここでみんなカープラーメンを買い食べている。

10時40分 日隆の街が見えてきた。振り返ると四姑娘山が見える。しばらく止まって写真撮影。これで四姑娘山ともお別れ。名残惜しい。

11時30分 日隆のホテル前で馬から降りる。日隆のスタッフが待っていて桃やスイカ、お茶をいただく。

13時 みんながホテルに到着。ホテルの近くの餃子のお店に直行する。水餃子がとても美味しかった。

14時 ホテルで久しぶりのシャワーを浴びる。気持ち良い。その後外に出てお土産さんに行く。




18時 夕食。日隆での最後の夜ということでまたまた乾杯。岡本さんが近くのお店で松茸を購入し調理を頼み松茸を焼いてくれていた。
香りが良くビールに合う。
シャワーの出が悪い部屋もあったらしく大変だったらしい。太陽光でお湯を作るらしくお湯の量に限界があったみたいだ。

明日は成都へ戻るのにまた3つの関門があり4時出発。早めに寝ることにする。部屋で中国のテレビを見ると洪水のニュースや日本の熱中症のニュースもやっていた。

8/1() 9日目 日隆~成都へ  曇りから雨

3時30分 モーニングコール。荷物を廊下に出す。外は雨かと思ったら側に流れている川の音だった。

4時 バス出発。まだ真っ暗。マイクロバスでネパールに帰る4人のシェルパとコックの人達も一緒に成都まで行く。
朝食はゆで卵や蒸したジャガイモなどを貰ってバスの中で食べた。

しばらく行くと公安の通関所があり道路にバーが下りて塞がれていた。ドライバーと蘇さんが交渉するがなかなか戻ってこない。
やっと
OKが出て上半身裸の男の人が出てきて通してくれた。

5時50分 夾金山峠を通過。雨も降りだしてほとんど何も見えない。来た道を戻る。

10時30分 宝興(パオシン)から雅安(ヤーアン)までの途中車が渋滞に巻き込まれ動かない。
3つの関門は突破できたので大丈夫だが日曜日で観光に出かける車が多いのと政府の偉い人が来ているのか高級車もいたりして進まない。
この辺は信号機がないため交差点はめちゃくちゃになっている。

12時 四川大地探検有限公司の社長が別のバスから来て挨拶をしてくれた。50歳には見えない素敵な長髪の男性だった。
陸上の中国代表選手だったらしい。

13時 雅安の中華料理店で昼食。日本人の口に合う中華料理で今回の旅行のなかで一番美味しい中華だった。
雅安から高速道路に乗り成都へ。

15時 ホテル(銀河王朝大酒店)に着く。別の車で運んだ荷物を確認。
ここでネパール人のシェルパ、ダワさんヌルブさんテンマ君とコックのパルボさん4人とお別れ。

16時 成都大熊猫繁育研究基地にパンダを見に行く。四川大地震で被害を受けたパンダ達を保護し飼育しているそうだ。
パンダとは中国語では‘太っている’という意味らしく、ぜんぜん知らなかった。

成都は前日も気温が40度近くあったそうで蒸し暑い。パンダは暑さに弱い為エアコンの効いた部屋にいて笹を食べている。
1箇所だけ外に出して笹を食べている場所があり7頭くらいのパンダが笹をむさぼり食べていた。
ぬいぐるみのような姿がとてもカワイイ。ずっと見ていても飽きないが蒸し暑いのでじっとしていられない。
中には保育器に入っている赤ちゃんパンダを見られる所もありまだ肌色だった。

18時 薬膳料理のお店‘欽善斎’へ。人気店らしくお客さんがいっぱいいる。薬膳なので漢方臭いかな?と思っていたが美味しかった。
体に良いということで色々食べた。ビールのほかに紹興酒も頼んだ。
私は今晩の便で日本に帰るのでこの食事でみなさんとお別れとなる。すると城井さんが王維の‘送元二使安西(げんじのあんせいについかいするをおくる)という漢詩を読んでくれた。友を送る歌だそうだ。ちょっと泣きそうになった。
ホテルに帰るバスの中で原さんが王維の‘送元二使安西’を詩吟で歌ってくれた。大きな通る声で素晴らしかった。

19時30分 ホテル着。みなさんとお別れ。岸田さんと早川さんの部屋で休憩させて貰う。

21時30分 ホテル出発。野中さんとお別れ。原さんと萬谷さんと早川さんが空港まで見送りにきてくれた。

22時 成都空港着。蘇さんが搭乗手続きをしてくれる。搭乗口で蘇さんとハグしてお別れ。お礼を言う。

     一足お先に帰ります。

8/2() 10日目 成都~ソウル経由~福岡へ  曇り

0時20分 成都発。アシアナ航空でソウルへ 機内食が出る。

4時20分 ソウル仁川空港着

9時30分 仁川空港出発。軽食が出る。

10時50分 福岡空港着。

13時 下関着。

今回みなさんに色々お世話になり本当にありがとうございました。一番若い私でしたが体力がなくて体調が悪くなるし心配をおかけしました。記録というお役目でしだが途中から自分のことで精一杯でこの記録も私の記憶の中から引っ張り出したもので違うところがあるかもしれません。山岳会の80周年記念の話が無ければこんな高い山に登るチャンスはなかったと思います。いろんな人との出会いと体験が盛りだくさんの旅で本当に楽しかったです。大姑娘山山頂からの眺めは最高でした!         (記録  植村)

記録:伊藤
/2(月)10日目 雨のち曇り 
成都観光 都江堰~杜甫草堂~武候祠
8時30分 ホテル出発 
みんな体調よろしく中国最後の一日を楽しみにし高速道路を専用バスで、成都から59㌔北西の世界遺産登録の都江堰へ向かう。
灰色の空から急に激しい雨にかわり恨めしい思いになる。
10時30分 都江堰着 雨が降り続いているので傘を持ち合わせていない人は売店でビニール傘、ビニール合羽を買い求める。
着用するやいなやすぐ破れる人もおり、粗悪品にブリブリ云ってた。
古代水利施設で有名な都江堰は岷江の氾濫を防ぐため蜀の群守李冰が指揮を執ってはじまり、
大規模な工事は息子の李二郎が受け継ぎ、完成するのは彼の死後数世紀経ってのことだったとのこと。

紀元前3世紀のころの話で、成都平原を天府と呼ばれる豊かな地にした、遥か、
はるかなる昔の岷江の歴史にしばし想いをよせる。
1310分 豪華な南橋を渡り左岸の青島埤酒の名の食堂で青島ビールを注文。
次から次に出てくる四川料理?野菜と茸を炒めた物に川魚類が入っている。
あまり美味しいとは思わないが腹が減っていたので文句も云わず箸を運ぶ。
このろには雨も上がり薄日がさす。
16
時10分 杜甫草堂着 詩聖として名高い唐の詩人で、
4
年あまり暮らした住居で240編以上の詩を作り、その生涯で最も充実した時期を過ごしたと云われている。
どこでもお土産店を覗くとすぐ店員がしつこく売りにかかる。

1730分 武候祠博物館着 三国志で有名な蜀の丞相諸葛亮の祠堂で周囲を赤い塀で囲まれている。
4世紀初めに建てられ、破壊、再建を繰り返しすでに1500年以上の歴史を経ているそう。君主と家臣を一緒に祀った祠堂は中国では珍しく、歴史好きにはとてもたまらない至福の一時を過ごせたことと思った。
19時 成都観光も終わり夕食は豪華な四川火鍋料理に舌鼓をうつ。

/3 (火)11日目 曇り後晴れ 

帰国 成都発CA405~(国内線)~上海発CA915~福岡着 晴れ

6時00分 ホテル出発 帰国のため成都空港へ。
夜が明けても空はどんよりしている
中国には夏の青空はないのかな。
アバチベット族チャン族自治州で過ごした一週間の蒼空
が懐かしい。
空港へ向かう専用バスの車窓から見る景色はまさに13億の民の国だなと思う
6時30分成都空港は夏休み客で早朝からごった返してどのカウンターも長い列が続く。
この度の山行で始終お世話になったガイドの「蘇さん」にお礼を云い、名残り惜しいお別れをする。
8時25分 
CA405テイクオフ、上海へ向かう。
10時50分 上海浦東空港着 国際線乗り継ぎに、出国手続きセキュリティでまた長い列に並び時間がかかり、
ショツピングタイムなしで駆け足で機内に乗り込む。
12時20分 
CA915は福岡に向け飛び立つ。上海~福岡間、987km、1時間30分のフライトである。
14時45分(日本時間)無事着陸し、何事もなく予定どうり帰国でき安堵する。気温34度、空は雲の合い間に青空も覗いている。
日本の空は矢張り良い。15時20分 空港内喫茶店でお別れ解散式を行い、楽しく思い出深い11日間を振り返り、
無事故でチームワークのとれたパーティーにお互い喜びを分かち合う。
アルパインツァーの野中氏には大変お世話様になり厚くお礼申しあげます。
草原のお花畑に森林がつづき、その彼方に雪を被った四姑娘山を望んだときの感動はみんなの心を捉え離さなかった。

登頂の感激をくれた大姑娘山よ! ありがとう!!


登山期間中は晴天に恵まれ、素晴らしい景観が堪能でき本当によかった。

福岡空港からは往きの配車にそれぞれ分乗し帰路につく。17時30分 下関駅帰着 解散