2011年4月3日月例登山
ザイル祭り
意 義:下関山岳会では、毎年4月の第一日曜日に「ザイル祭り」を恒例として行っている。
ザイルとは登山用のロープのことである。
岩壁や氷雪上の登降、その他墜落やスリッの危険のある悪場においてパーティの安全の確保するために
お互いの体を結びあう。そのことによって、パーティの団結力、信頼感も生まれるのである。
その為、命を守る登山用具は数多くあるが、岳人にとってはザイルは特別の意味を持つものなのである。
下関山岳会では、年度初めの行事としてザイルを祭り登山の安全を祈願するのである。

8時頃より祭壇の準備をする桜の花はまだつぼみが多い
日時 2011年4月3日(日)曇り
山名 陶ヶ岳 山口市鋳銭司(シュセンジ)
参加者 : 山下 伊藤 江頭 井上 藤田優 山根(CL) 細川 宮元 森永 原田康 市橋 篠田 原田俊 藤田ョ 
       濵口 水廣 下松八重 松原 松本 播磨 京野(担当) 宏太君  22名久々の大集合!
〔記 録〕 9:00に陶が岳テラスに集合。
小月ホンダ組が到着した時には既に前泊組が祭壇をつ
くりザイルを祭ってくれていた。しかし、ここで問題が発生。祭壇に供えるお供物がないのである。担当が用意しなければならないのであるが、担当の私がちゃんと引継ぎをしなかったため、お供物がないのである。賽銭箱がない神社など今まで見たことが無い。
神様
にお願いする時には、神様に敬意をはらい、それなりのものがいると思う。
仕方がないの
で、みかん3個と前泊者の飲み残しかなと思われる焼酎を祭壇に供えた。
ザイルの神様も
びっくり、お神酒ならぬお神焼酎である。そして神事は厳かに始まった。
会長の唱える祝
詞の最後に「山海の幸を供え、ここに登山の安全を祈願します」とあるのだが、それを聞いた時、
私冷や汗がダラダラと出ました。人身御供として自らお供え物になりたいと心か
ら思ったのである。
来年、今年の分までお供物を供えますので、天候に恵まれ安全に登山
ができますようにと必死に祈った。

全員集合満開の椿木の下で・・・・・・9:00
予定:前泊と当日参加により陶ヶ岳テラスへ9時前に集合
    9時より伊藤会長により、祝詞をあげていただき今年度の安全登山祈願を行い誓う。
    陶ヶ岳の岩壁をクライミングする者あり。またクジラ岩から火の山に向けて縦走するものありと思いのまま登山を楽しむ。
 9:30神事終了後、クライミング班と縦走班に別れて活動した。
今回、私は縦走をすることにした。陶が岳はクライミングで有名であるが、縦走もすばらしいのである。
岩屋山、陶が岳、火の山とどれも200Mちょっとの低山ではあるが、起伏が激しくけっこうな運動量となる。
また、何よりも展望が開けていて春の瀬戸内海を眺めながらの縦走は心が癒されるのである。
今回私は、I氏、E氏、M氏と行動をともにした。
私たちはテラスを出発し鯨岩まで行き、そこから引き返し、陶が岳に登ることとした。
しかし、途中標識があったにもかかわらず、展望岩で道を間違えて江田島の方に進んでしまい、
下山してしまったのである。どんな低山であっても緊張感を持って臨まないとこんな失態を招くのである。
下山したところに霊光院というお寺があった。
名前はすばらしかったが、かなり荒れており、延命大明神という文字がかつがつ読み取ることができた。
私以外の3名はお賽銭をあげ祈っていた。延命を祈っていたのだろうか。
私もそれに続こうと思ったのだが、数年前手相を見てもらった際、「金運、結婚運はなくても生命線だけは長い」
といわれたことを思い出したのである。
お金も無く、生涯をともにする伴侶もなく、長生きしても仕方ないなと思い、
これ以上神様に延命を頼む事はやめたのである。
その後私たちは潟上中学校まで歩き、体育館横の登山口から改めて陶が岳を目指したのである。
鯨岩、岩屋山、展望岩、陶が岳、火の山まで縦走した。
本来なら亀山まで行く予定であったのだが、道を間違えてしまい、時間をロスしてしまったので
火の山から引き返した。

6:41くじら岩です!(岩屋山の稜線上にあります)
    12:00から13:00まで昼食timeテラスにて全員集合~15時其々の行動を終了し、テラスに集合し下山する。
    (桜の花が日中の温かさでかなり咲いていた)
   
6:54くじら岩から陶ヶ岳方面                      8:53幹にへばり付く桜・・・・・
    15:30分には駐車場にて解散。お疲れ様でした!
15:00縦走班もクライミング班も年度初めの登山を無事に終了。
  参加者全員、満足そうな充実した顔をしていた。
下山後、陶が岳の駐車場で閉会式を行い、陶が岳を後にした。
感想:今年は寒さが厳しく桜の開花も遅れていたのだが、テラスの桜はザイル祭りにあわせたかのように
咲き誇っていた。運動神経が鈍く高所恐怖症の私はザイルを使った岩登りは苦手である。
しかし、年度初めのザイル祭りは好きなのである。ザイルで繋がっている仲間がいると感じられるからである。
これが登山の醍醐味ではないかと思う。