平成28年5月春山合宿
日時   平成28年5月2日(火)〜5月5日(木)
山域   大峰山系(弥山〜八経ヶ岳)・金剛山
参加者  井上(CL) 江頭 宮元(装備) 木村ャ(会計) 松原(担当) 京野(食糧) 木本(記録)

金剛山登山軌跡
記録
   いよいよ、ゴールデンウィーク後半スタート。
   合宿に出発。
   前半はものすごく天気が良かったのに、明日から全国的に天気が崩れるという。
   ちょっぴり憂鬱。
    1ヶ月前に道端で拾った百円を猫ババしたから罰があたったのかなと後悔するけど、
    50
歳過ぎて100円持って交番に行けないよね。
   持っていったら、感謝されるどころか公務執行妨害で逮捕されそう。

52()

19:00

新門司フェリーターミナル集合


19:50

フェリー出発
今回はフェリーを使う。合宿って、集合した時に緊張感を伴っているんだけど、
今回それはなく、すっかり旅気分。交通手段にフェリーを選択した理由の一つに、
「お酒が飲めるから」というのがあったからなんだけど、その理由にたがわず、
本当にみなさんよくお酒を飲まれていました。
明日登山できるのかなと不安になるほど・・・。


1日目 関西のパワースポット「金剛山」へ

53()

8:30

大阪南港着
南港から住之江公園のレンタカーまで電車で移動。
10
人用テントやマット、カセットコンロに食料と、
大きなリュックに両手にたくさんの荷物。難民の大移動という感じ。
今回の合宿で一番きつかった行程はこの移動でした。

9:15

住之江公園トヨタレンタリース出発。 10人乗りワゴン

10:50

金剛山ロープウェイ駐車場着。
すでに駐車場はいっぱい。登山者もいっぱい。
さすが関西の人に愛されている山である。

11:00

登山開始伏見峠道登山口出発
登山口を入ると駐車場の喧騒とは変わってひんやりとした空気を感じる。
さすが修験道発祥の地といわれる霊山だ。
整備された杉の樹林帯は美しく、歩いていてとても気持ちいい。

文殊尾根取り付き

ここは本当にわかりにくかったので要注意です。
通り過ぎちゃったし、結局人に聞いてしまいました。
だいたい
進入禁止」って言う看板出ていたし。
この取り付きはいきなりの急斜面で始まる。
尾根稜線に出るまで、ほとんど急斜面でした。


12:00

文殊尾根分岐
尾根に上がると穏やかな道が続く。
寺山道と合流し、山頂直前は急登となるが、そこを一気に登ると
「お疲れさまでした」と独特の文字で書かれた表示板が立っている。
その先の葛城家御廟所を通り鳥居をくぐると山頂である。

金剛山山頂到着

山頂には展望広場があって、そこからは大阪の町が一望できた。
山頂広場は人、人、人。
GWってこともあるけど、
この金剛山には登山による健康を目指す「錬成会」っていうのがあり、
会員の人は毎日のように登っているらしい。
会員の中には
5000回以上も登っている人も。すごいよね。
広場の他に山頂には、転法輪寺と葛木神社がある。
転法輪寺は真言宗醍醐派の本山っていうんだけど、
へんな演歌が大音量で流れていて妙に俗っぽかった。
ただ、境内には大きなしだれ桜があり、ちょうど満開でした。
東山魁夷の「花明かり」のような桜で、とってもきれいで、
幸せな気分になれました。


13:00

頂上昼食

13:30

下山開始山頂出発
同じルートを通って下山。

14:10

文殊尾根


15:00

登山口下山
駐車場着
天川村オートキャンプ場着


16:45

天川村役場、オートキャンプ場沢谷


17:00

幕営 夕食(ししなべ)


感想

関西の山なので耳に入ってくる言葉は当然関西弁ばかり。
おばちゃんの服装は、ちょっと近くのスーパーまで買物に来ましたって
感じの人から、頭の先から足の先までビシッと「
THE NORTH FACE
きめている人まで、さまざま。不思議な感じ。
ただ、関西のおばちゃんは親切です。

売店横のトレイに行ったんだけど、長蛇の列。
膀胱は閾値に達していて冷や汗タラタラ。
するとおばちゃんが「あんた、我慢できんのやろ、穴場があるで」と
声をかけてくれました。
地元の人しか知らない秘密のトイレがあるんだろうと思いきや、
「男子トイレ空いとるで」と・・・。丁重にお断りしました。
10年後なら自主的に男子トイレ利用すると思いますが、今はまだ・・・。
パワースポット金剛山のパワーは霊的なパワーというより、
関西のおばちゃんのパワーで元気になれる山でした。


2日目 近畿地方最高峰八経ヶ岳へ

54()

4:00

起床
携帯のアラームで起床。鳥がさえずっている。
やったね
!昨夜から降り始めた激しい雨はすっかり止んでまさかの晴天だ。
最近、ここ
2年間雨具を使っていない。
相変わらず男運はないが、山運はばっちり。
しかし、風はやたら強い。
鼻歌交じりに朝食準備、さっさと食べて意気揚々と出発。

 5:00 オートキャンプ場出発

  5:20


R309を通って行者還トンネルを目指す。

しかし、
R309は、うそ! ウソ! !って感じの道だった。
舗装はされているものの、
10人乗りワゴンがぎりぎり通れる幅で、
脇は切り立った崖。

国道界のジャンダルムって感じかな。(穂高に行ったことはないんだけどね)
歴代首相を数多く輩出し、その恩恵として日本一道路が整備されている山口県人
にとってはありえない国道であった。


 5:30

行者還トンネル西口駐車場着

登山口までは道はせまくても、駐車場はよく整備されていました。
ただし有料だけど。既にいっぱい、どうにか車をとめて準備をする。

5:40

八経ヶ岳登山口出発

 7:50

八経ヶ岳登山口出発

駐車場右手にある登山道から入り、渓谷沿いを歩く。
新緑が目に鮮やか。
昨夜の雨が功を奏し、葉に残るしずくが朝日に輝き宝石のよう。
登山道を入ってすぐに息を呑むような美しい風景を目にしたので、
テンション超↑ はるばるフェリーに乗って遠路を来た甲斐があったと思い、

K
氏にそれをいうと「こんな風景華山(山口県の山)にもあるよ」と言われしまった。
それで、テンション超↓ 感動半減。一瞬、
K氏に殺意を抱きました・・・。
登山道から
10分のところにつり橋があり、そこを渡ると尾根の取り付きである。
奥駆道出会いまで急登が続く。ここにはしゃくなげの木がたくさん。
全国有数のしゃくなげの自生地だそうだが、
残念ながら
1輪、2輪つぼみが膨らんでいる状態だった。
(山に行ったら植物のお話をしないといけないみたいなので書いてみました)

8:35

聖宝の宿跡
ここには、行者の銅像があった。
この行者様は、京都の醍醐寺を建立した理源太子という方で
修験道当山派の開祖で大峯奥駆道を整備されたそうである。
ここから弥山までまた急登である。

登山道

9:15

弥山山頂到着。
ここには
200人が収容できる大きな小屋があった。
小屋から
23分離れたところに「河内弁財天」という小さな神社があったので、
みんなでお参り。ここからの展望はすばらしかった。
よく晴れた日には富士山まで見えるっていうんだけど、
さすがにそこまでついてはいなかった。
ただ、紀伊山地の山々が見渡せただけでもラッキーである。
遥々紀伊山地まで来たんだから、お賽銭奮発。
368円賽銭箱に投入! 交通安全、開運招福、五穀豊穣、延命長寿、家内安全、商売繁盛、国家安泰、心願成就、ついでに金運、良縁と投資したぶん、
ありとあらゆる祈願をしてみた。ただ、安産祈願はやめときました。
50歳過ぎた女が安産祈願しても「祈り」というより、神に対する冒涜だもんね。

10:40

八経ヶ岳
敬虔な祈りをささげたのち、
本日のメーンイベント、近畿の最高「八経ヶ岳」に向かう。
小屋の前を、八経ヶ岳を正面に見ながらいったん下る。
途中、立ち枯れたトウヒの林があった。
新緑が目に鮮やかな中、そこだけ異次元のようだった。
下りきったところにはバイケイソウがいっぱい。
お浸しにしたらおいしそうであるが、毒があるらしい。そこから一気に登る。
途中オオヤマレンゲのすごい群生地が。
「花より団子」人生を歩んで
50年の私であるが、
吉野のさくらとここのオオヤマレンゲが満開になったときは見てみたいです。
群生地を抜け、岩場を登ると山頂到着。
山頂は錫杖が突き刺してあり、修験道の山って感じである。
頂上から大普賢岳や大台ケ原を見渡すことができた。満足。
ここからは同じ道を引き返し、駐車場に戻る。

11:00

弥山小屋昼食
昼食後下山を始めたとき、何かが私の目の前をよぎった。
鹿だ
!感動! よくよく考えると山の中で鹿を見るのは初めてである。
宮島か奈良公園でしか鹿をみたことがないのである。
宮島の鹿ちゃんはメタボであるが、野生の鹿はうつくしい。
この感動を分かち合おうと思い

K
氏に話すと「華山にいっぱい鹿おるよ。よく車にひかれて死んどるよ」と。
だから、違うって
!感動が半減してしまった・・・。

11:30

下山


13:25 行者トンネル西口駐車場

14:00

行者還トンネル西口発
無事下山。
しかし、ここで思いもよらぬことが起こるのである。
「無事に下山できたし、楽しくフェリーで打ち上げを
!」と車に乗り込み、駐車場をいざ出発
あれれ?
ナビが動かない
???

押しても、引いても、叩いても、撫でても、おだてても動かない。
ナビがあるものとして道路地図を用意していない。
中国自動車道しか通っていない島根、鳥取とは訳がちがう、大都会大阪である。
山陽、阪神、阪奈、阪和に環状線と網目のように高速道路が入り組んであるところを、地図なし、土地勘なしで大阪南港に向かうのである。
悲劇である・・・。
出航までのタイムリミット
5時間、会長以下6名、一致団結し南港目指しました。
よく考えたら、今までこんなに一致団結して山頂目指したことってないような気が
する。
携帯でレンタカーの営業所と連絡を取りながら、
何とかフェリーの出航時間までには南港につくことはでき、
「下関山岳会、春山合宿で標高
0メートルの所で遭難」という
ありえない事態を避けることはできました・・・。

18:30

大阪南港フェリーターミナル着
無事到着。
出航の時「蛍の光」が流れていたんだけど、涙なしには聞けませんでした。

19:50

フェリー出発


55()

8:30

新門司着 解散