平成28年度 正月合宿 赤岳 真教寺尾根 |
・山梨県 南八ヶ岳「赤岳」2,899m ・平成28年12月30日-平成29年1月2日(4日間) ・参加者:3名 藤田優(CL)・水廣(SL・会計・食料)・羽田野(装備・記録) ・交通手段:車1台 小月IC~中央自動車道 長坂IC~美し森駐車場 |
■12/30晴れ □ 渋滞もなくスムーズに進んだおかげで21:30から諏訪湖SAにて2時間ほど仮眠をとった。 |
■12/31晴れ 【行程6:30】 (7:00)美し森出発~(7:40)羽衣の池(1,610m)~(9:10)リフト山頂駅~ (11:20)牛首山(2,280m) (12:30)六合目手前にデポし上部偵察するが天場無しの為 引き返す (13:30)樹林の中にベースキャンプ設営(約2,360m) |
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□ 登山届を投函し木階段を上る。 美し森展望台からは雪化粧の赤岳の雄大な山容が現れ振り返ると富士山がはっきりと見える。 風もなく青く晴れ渡った気持ちの良い朝だ。 リフト山頂駅は獣除けの電線が張り巡らされており登山道からは入れない。 ブナ林、シラビソの樹林帯を抜け、天狗岩を過ぎたあたりからアイゼンを装着した。 |
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所々の休憩では、富士山や甲斐駒山脈・北岳・農鳥の白峰山脈を一望できる。
寒くなければもっとゆっくりと景観を楽しみたい魅力的なルートだ。 牛首山までくると、ようやく雪景色となるが積雪は数センチ程度で樹々には積もっていない。 ワカンの出番は最後までなかった。18:00就寝。 寝静まった頃、遠くで花火の音がする。深夜にもう一度。 時おり風が吹くと枝の氷が落ちてきて、テントを叩く音が除夜の鐘に聞こえてくる。 |
■1/1晴れ【行程6:30】
(5:20)起床 (7:00)出発~(8:20)クサリ場~(9:30)真教寺尾根分岐 (9:50)赤岳山頂(2,899m)~(13:30)天場着 |
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□ 朝、雪の樹林がオレンジ色に輝いている。初日の出を背に浴びながらの出発。
他の3人パーティが少し前に通り過ぎる。 権現岳から赤岳の稜線上に雲が流れているが、青空で風もない。 |
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森林限界を超えたあたりから少しずつ雪が深くなってくるが、トレースがしっかりしておりラッセルはなかった。 斜度が急になってきたあたりでクサリ場が出てくる。 |
6割程度のクサリがまだ埋もれていなかった。ピッケルを斜面に差し込みながら急勾配を慎重に登っていく。 クサリの無い急斜面では20m程西へトラバースし、一気に30m直登する。 |
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斜面の雪は締まっており、トレースを固めながら慎重に登っていく。 |
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ついに赤岳山頂到着。青空に広がる日本アルプスの雄大な景色に感動する。間近の横岳・中岳・網笠山。 遠くに富士山、南アルプス、御岳山、北アルプス、浅間山、甲武信ヶ岳。 何度も来たくなる贅沢な景色だ。すれ違う数人は髪の毛が濡れており、 つい先ほどまでガスと強風で大変な天候だったと聞いて驚いた。 |
頂上山荘は閉鎖しており、横で風をしのぎコーヒーを飲みながら贅沢な山頂の時間を味わった。 下りは同じ道を引き返すが、登りより緊張の連続だ。 クサリが隠れている所はロープを使っての下山となり クサリ場取りつきまでは気の抜けない時間が続く。 |
■1/2晴れ 【行程3:50】
(5:00)起床(7:00)ベースキャンプ出発(7:15)扇山~牛首山~賽の河原~羽衣の池 (10:40)美し森展望台(10:50)美し森駐車場着 近くのコンビニに寄り「甲斐大泉温泉パノラマの湯」にて風呂と昼食 (13:00)出発 1/3(1:30)小月ホンダ着【車移動12:30】 |
□ 夜、谷に風が吹き始めたがBCまでは上がってこなかった。朝には風もおさまり好天の中テントを撤収する。 赤岳が遠ざかって行くのを惜しみながら、何度も振り返り目に焼き付けながら下山した。 |
■食料計画 |