夏山合宿A隊 平成29年8月 北アルプス・白馬岳・唐松岳縦走 |
・長野県「北アルプス」 ・平成29年8月11日~平成29年8月14日(4日間)
・参加者「A隊」5名 羽田野(担当CL・装備)・市橋(SL・食料)・藤森(会計) 田村(車)・木村ヤヨヰ(会計) 「B隊」1名 宮元(遠見尾根-五竜岳-唐松岳-八方尾根 テント泊)別途記録 「C隊」1名 播磨(栂池-白馬山荘-不帰の嶮-唐松-八方尾根 小屋泊)別途記録 計7名 ・交通手段:車 下関IC~安曇野IC~栂池高原P 車往復1830km |
■8/10(木)晴れ (18:30)K2~下関IC~山陽道~名神~中央道~安曇野IC~栂池高原P |
■8/11(金)曇り~ほぼガス 【栂池~白馬大池山荘テント泊】【行程4:00】 (8:30)栂池高原駐車場着【車移動14:00】 ゴンドラ・ロープウェイにて移動等1:30分 (10:00)栂池登山道1850m 出発 (途中栂池ヒュッテ トイレ・水有) (11:40)天狗原2204m 広大な湿原で休憩 ワタスゲ・チングルマ・アヤメ (13:30)乗鞍岳2437m 雪渓を50m程登る。岩場にオコジョ (13:40)ケルン2456m 広大なガレ場にライチョウ親子 (14:00)白馬大池山荘着 雪渓と高山植物が満開 大池にはサンショウウオ テント泊 |
![]() ![]() 駐車場からゴンドラリフト乗り場へ 栂池公園を見下ろして |
![]() ![]() 雪渓を登り岩場の雷鳥に迎えられて乗鞍岳へ |
![]() ![]() 乗鞍岳山頂へて 白馬大池キャンプ場へ |
■8/12(土)曇-雷雨-最後晴れ【白馬大池~三国境~白馬三山~天狗山荘】【行程12:00】 (3:00)起床(5:00)白馬大池出発 夜は雨だったがテントは乾いていた。雷鳥坂にコマクサ (7:20)小蓮華山2766m(ガス)大雨と雷に見舞われるが、雷はまだ遠い為先へ進む。 (8:15)三国境(9:30)白馬岳山頂2932m 雨で景観なし。寒くて急ぎ山荘へ (9:50)白馬山荘 天候が落ち着くまで、ストーブで暖を取る。播磨さんと出会う。 約2時間の停滞(12:00)出発 (13:50)杓子岳山頂2812m ガレ場の急登。山頂標識3m先は切れ落ちて危険。 (15:20)白馬鑓ヶ岳2903m ようやくの青空。振り返ると雪渓とハイマツの山容が美しい。 今までで足元しか見えなかったが、こんな綺麗なところを歩いていたのか、と感動は大きい。 (17:00)雪渓を横切り「天狗山荘」着。小屋は修理の為宿泊は出来ないがトイレ利用可。 雪渓の雪解け水が冷たく旨い。テントは20張り程度。星空の夜だった。 |
![]() ![]() 白馬大池テン場 白馬大池と乗鞍岳への登山道を望む |
![]() ![]() 雨の中を白馬岳へ |
![]() ![]() 天狗平への尾根 天狗山荘前には雪渓が残っている |
■8/13(日)晴れ 【天狗山荘~不帰の嶮~唐松岳~八方尾根~白馬八方駅】【行程8:30】
(3:00)起床(4:30)天狗山荘発(5:00)天狗の頭 ご来光 剣岳から穂高までの大展望! (5:40)天狗の大下り取りつき~(7:20)不帰一峰~(8:30)不帰2峰北峰~ (8:50不帰2峰南峰~(9:50)唐松岳山頂2696m~(10:50)唐松岳頂上山荘 コマクサ多 (11:40)丸山ケルン~(13:00)八方池~(14:20)八方池山荘ゴンドラにて移動 (15:00)白馬八方駅着 全員合流。タクシー2台で栂池Pへ移動。駐車場横の「栂池の湯」 (17:20)白馬47オートキャンプ場にて参加者全員で食事、テント泊。 |
![]() 天狗の頭からの雲海と日の出 |
![]() ![]() 雲海と遠く剣岳 不帰剣 |
![]() ![]() 唐松岳 唐松岳下りから唐松山荘とテン場 |
![]() 八方尾根より不帰剣3峰 |
![]() ![]() 八方大池 リフト乗り場 |
■8/14(月)晴れ 2:00起床 ETC3割引の為4時までに安曇野IC 17:30帰関。 |
感想
初日はほぼ曇りで、遠望は叶いませんでした。 二日目前半は大雨で雷にも遭遇し、少し危険を感じましたが問題はありませんでした。 ずっとガスで遠望がきかず、いつの間にか白馬山頂に辿り着いていた感があります。 昼からは雨も上がり、ようやく現われた白とグリーンの景観は、喜びもひとしおでした。 テント場は朝が冷え込むので、フリース等防寒が必要です。 三日目は、ご来光を拝む事ができました。 「天狗の頭」からは雲海に浮かぶ朝陽を浴びた剱・立山・薬師、遠くに槍・穂高と、 これから進む不帰の嶮から唐松岳・鹿島槍など、北アルプスの全容を眺める景観は圧巻で、 昨日の雨の事もすっかり忘れさせてくれました。 不帰の嶮ではすっかり天気も良くなり、今行程の核心部を安全に進む事が出来ました。 人は少ない為、混雑はありませんでした。 クサリも多く慎重に進めば夏の間は、特に難しくはありません。 山域には多く雪渓が残り、太陽の熱で東斜面からガスを発生させるようです。 又、数多くの高山植物にふれる事が出来て、花好きにはたまらないコースです。 特にチングルマの群生は数多く、ガレ場にはまだ多くのコマクサが残っていました。 チシマギキョウ・ハクサンフウロ・ハクサンコザクラ・ウサギギク・シナノキンバイ ミヤマアズマギク・ヤマハハコ・ウスユキソウ・イワツメクサ・アオノツガザクラ マツムシソウ・ワレモコウ・タムラソウ・アザミ・ニッコウキスゲなどなど。 ウルップソウ・ミヤマオダマキは咲終わり。白緑のトウヤクリンドウはつぼみでこれから。 |
![]() ![]() ハクサンコザクラ チングルマ |
![]() ![]() アズマギク フウロ |
![]() ![]() イワキキョウ ヨツバシオガマ |
![]() ![]() ジャコウソウ ミネウスユキソウ |
![]() ![]() コマクサ タムラソウ |
![]() ![]() ハクサンシャジン ヤマハハコ |
![]() ![]() コゴメグサ ツリガネニンジン |
![]() ![]() マツムシソウ ミヤマオダマキ |
雪渓は2か所通りましたが、アイゼン無しでも歩行可能です。 八方尾根からの唐松岳ルートは階段状の登山道でした。 日帰りハイカーが多く、八方池は観光客であふれていました。 ただし、下山のゴンドラは回転が速く大きな混雑はないので、焦る必要はないようです。 「第2回 国民の祝日 山の日8月11日」に北アルプスに触れる事が出来ました。 「山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する日」です。 |
五竜岳(2814.1m)・唐松岳(2696.4m)宮元 勝 |
![]() 8/13 7:14 八方尾根より五竜岳 |
8/11 AM8:00分テレキャビン乗降口で宮元1人下車(上り)→ 地蔵ノ頭→遠見尾根(小・大遠見尾根→16:00分五竜山荘着(テント泊) 8/12 五竜岳往復→唐松岳→唐松頂上小屋(テント泊) 8/13 唐松岳往復→八方尾根→本隊と合流 |
![]() 9:26出発 |
![]() ![]() 10:43 11:23 |
![]() ![]() 12:19 大遠見 13:22西遠見 |
![]() ![]() 五竜岳山頂への岩場 唐松岳への岩場 |
![]() ![]() 唐松岳キャンプ場 8/13唐松頂上 |
![]() ![]() 八方大池と観光客 |