平成30年10月月例登行 <国見岳(向霧立)>

1.入山日程

山域:熊本県 五家荘の山

日程:平成301026() ~1028() 

2.目的

  10月例会登山  五家荘の山の紅葉を縦走する

 参加者 藤森(CL/会計) 羽田野(SL/装備) 水廣(計画/食料)
 10/26()19:00 K2集合~下関IC~九州道~宇城氷川スマートインター~R3R443
       県道25~道の駅子守唄の里五木(23:00) 道の駅にて仮眠
     K219時参加者が集まる。雨の中を出発。
    紅葉を期待しての月例の計画だが参加者は3人と少ない。
    雨足は強弱を繰り返し担当の気をもませる。
    高速鳥栖を過ぎるとワイパー 最強でも前がまともに見えないほどのどしゃ降り。
    月例登山レギュラーの藤森・羽田野コンビの雨男ぶりに感服する。

    夜の暗闇のなか県道25を五木に向かう。暗闇とカーブに飽きたころ23時道の駅に到着。
    当初ここでトイレ休憩後五家荘に向かう予定だったが雨が降りやまないので道の駅の軒を借りて
    テント仮眠することにした。
    翌朝はその分早起きだがしかたない。
10/27()4:00起床5:15出発~R445~県道159
    五家荘渓流キャンプ場~五勇谷橋ゲートⓅ(烏帽子岳登山口)(7:00)
    登山スタート(7:10)~国見岳新登山口~国見岳(10:10)~小国見岳(11:15)~五勇山(12:15)
    
~烏帽子岳(13:50)~烏帽子岳登山口着(16:00)~五家荘渓流キャンプ場テント泊
    4時起床まだ暗い中をまた五家荘へと車を走らせる。
    雨は少し残っているが夜明けごろには上がりそうだった。五家荘渓流キャンプ場にてトイレを済ませる。    まだ夜のような闇の中。周りにも明かりらしいものは何もない。信号さえも。
    慎重に車を走らせ烏帽子岳登山口の駐車スペースに到着。
    朝もやってきた。谷を挟んだ向かいの山肌の紅葉が期待以上で気分が上がる。
    が、車酔いで胃はむかむかする。胃をさすりながら登山スタート。
    五勇谷ゲートの先は未舗装の林道が続く。紅葉もなかなかいい感じだ。
    それに雨もあがっているではないか!
 
7:12          9:36
    国見岳新登山口からは植林のなかいきなりの激しい急登なのだが、
   登山スイッチが自動的にONなるようで私は好きだ。
   講習会で習った「小幅で段差を小さく」を意識しながら体を上へと運ぶことに集中した。
   尾根どおしの登山道。
   傾斜が緩むころには植生も変わりヒメシャラの明るい木肌やブナやカエデの紅葉が景色を
   明るくしている。青空はまだ見えない。風もない。
   頂上に近づくとブナは落葉していた。落ち葉で敷き詰められた登山道と白いの靄の中のブナ林。
   幻想的な雰囲気にうっとり。頂上はもうすぐ。晴れてくれないかな。
   シャクナゲの群落をぬけて国見岳山頂に到着。と同時に風が強く吹いてきた。
   30年ぶりの国見岳という藤森さんが三脚をセットしてくれなんとか3人全員が登頂証拠写真に納まる。
 
10:00               10:59
    風を避けて行動食をとる。
    熊本県最高峰、白一色の大パノラマの国見岳を後にして小国見岳へと進む。
    これからの行程はアップダウンを繰り返しながらの稜線歩きだ。
    小国見岳のピークは登山ルートから少し外れたところにある。
    山頂に立つ頃には頭上に青空が広がり眼下にみえる中腹の紅葉も鮮やかに見える。
    植林の濃い緑との対比で鮮やかさを増している。暖色のモザイク模様
 
12:34                13:16
    五勇山を目指し先へと進む。振り返ると国見岳山頂が今はくっきりと見えている。
   気持ちのいい縦走路を気分よく歩く。五勇山山頂標識は烏帽子岳への分岐の少し先にあった。
   スズタケに囲まれ眺望もないが風がよけられるので食事休憩をとった。
   分岐の先はスズタケのトンネル。顔の前に手をかざしてスズタケからガードする。
   九州の山のスズタケが枯れている現象は見聞きしていたが、ここはまだ残っている。
   10数年前に大崩から傾山に縦走した時も空気の乾いた今の時期でスズタケのトンネルに往生した
   記憶が懐かしい。
   この稜線の紅葉はかなり終わっていたが、展望岩や烏帽子岳山頂からの眺望と眼下の紅葉の海は
   ほんとに素晴らしかった。なによりも本日は晴れ!山でこれに勝るものはないと思う。
 
15:45           
   烏帽子岳からはシャクナゲの森を五勇谷に下る。植林の中ピンクテープを目印に下る。
   レスキューポイントの標識があり現在地を確認しながら下る。
   特にRP315の標識箇所は登山道が屈曲するポイントなので注意。
   古く傷んだ作業林道の横断箇所もルートを見失いがちなので注意したい。無事烏帽子登山口に下山。

  五家荘渓流キャンプ場にてテント泊。本日はソロキャンパーが他に1名あるのみ。
   人間より遭遇した動物の数のほうが多かった五家荘でした。

 10/28()
    
4:00起床5:45出発~ウエノウチ谷(御池)登山口(6:20)~白鳥山(8:10)
      ウエノウチ谷登山口着(10:00) 「平家の里」見学~
      五木温泉夢唄入浴~五木九領庵昼食~道の駅竜北(15:15)
      宇城氷川スマートインター~九州道~下関着(18:30)
 
6:17
   4時起床。本日も晴れ。寒さも心配したほど冷え込まなかった。
  まだ暗闇の中登山口へと移動。ウエノウチ谷(御池)登山口につく頃には明るくなっていた。
  ウエノウチ谷から白鳥山に登り峰越登山口に下山、
  舗装路を
40分歩いてスタート地点に戻る計画にしていたが、
  下山後の行動のためピストンでウエノウチ谷を往復と切り替えた。
 
6:29             6:33
   6時20分スタート。いきなり黄色の世界へと潜り込む。なんだろう。
  昨日の紅葉とも違うこの黄葉の。今年の
5月雨のしとしと降る日にこの谷を下った。
  緑が瑞々しくて苔が
しっとり水をたくさん含んだこの静かで穏やかな谷が好きになった。
  秋もいい。絶対。確信がありそれは的中した。葉が落ちて明るい谷間。
  落ち葉で隠れた登山道を注意深くみつけながら歩く楽しさ。ふわふわの足元。
  鹿の鳴き声が谷間に響いていた。
 
8:10            9:43
 

 2時間で白鳥山山頂。白鳥のポーズで山頂写真を撮り往路の下山にかかる。
  御池といわれる池はどちらかというと沼?湿地?な感じでした。

  下山に同じ道を帰るのはもったいないと思わなくもない。でも同じ道でも違う景色がある。
  朝には届かなかった光が谷の中に差し込んでまた違う色や様子を表していた。
  朝よりももっと色がはっきりしてきらきらと。

 9:48
  白鳥山下山口辺りの沢沿い
   

 登山口に無事下山。次は紅葉写真を目的に五家荘「平家の里」へ。

 この日からちょうど始まった紅葉祭で駐車場はわりと車で埋まっていた。

 五家荘に伝わる平家伝説。壇ノ浦の戦いに敗れ追われこの山深い地にたどり着き隠れ住んだという。おなじく壇ノ浦(下関)からこの山里に来るまでの道中の大変さを思うが今とは比にならないだろう。たぶんその苦労には思い至らないだろうと思う。

 五家荘を後に五木村に移動。五木温泉にて汗を流す。
   ちょうどお昼時なので混んでいるが道の駅側の豆腐専門店九領庵で昼食。
   往路を宇城氷川へと帰る。インター手前の道の駅竜北に立ち寄りお土産タイム。
   九州道を順調に走り
18時半下関に無事帰関した。
 

記録感想

 深い。九州脊梁。とにかく深い。「霧立越」にとりつかれ調べるうちにいつか霧立越から向霧立の完全縦走をと思いながら五家荘、椎葉の山深さにいまだ道半ばです。今回月例でその一部だけでもと思い計画しました。またいつかあの縦走路を気持ちよく歩きたいと思います。月例に参加していただいたお二人には感謝いたします。運転お疲れ様でした。(水廣)