平成30年2月月例登山 
 月日 2月10日(土)・11日(日)・12日(月)
 目的地 大山の烏ヶ山周辺・弥山往復
 参加者 烏ヶ山周辺:藤田優 平川 羽田野
      大山弥山 :宮元 市橋 田村
 烏ヶ山周辺記録担当:平川
今回の大山(藤田班)は厳冬期登攀へ向けた雪上訓練との事で、雪山経験の浅い私は藤田優さんと羽田野
さんからの直接指導を大変楽しみにしておりました!厳冬期の雪山を体験するまでは・・・・・・怖
 2月10日(土)雨
8:50 小月ホンダ出発   
10:40 宮島サービスエリア(休憩)
11:45 七塚原SA (昼食)
13:50 蒜山IC下車
14:35 奥大山スキー場着
14:50 登山スタート
奥大山スキー場の駐車場に車を止め、よいよ山行開始と意気込んでいたと所、スキー場の方に
 
2月10日(土)奥大山スキー場駐車場14:57
烏ヶ山は数年前に雪崩の事故が起き、スキー場側からの登山は全面禁止と入山を止められました。
 
15時14分登山開始
急遽、当初予定の南西稜からの登攀を変更し、南東に迂回しながら尾根を辿っての山行に変更。
とりあえず森林でテントを張り、明日以降の偵察と時間が許す限りトレースを付ける為、急斜面をラッセルする
空荷なのに35度はある勾配と深い雪、冷たい雨で体力は激しく消耗し、短時間でも疲労が溜まる。
明日の 事を考えると少し気が滅入ってしまった。誰も入っていない、トレースもない尾根を永遠にラッセルするのかと
日も暮れ、夕食と明日の飲水を作る。今回はイケメン兄貴羽田野さんが食事担当で、男の肉タップり野菜鍋
と吊るしベーコンをいただく!最高!最高だよっ!羽田野兄貴はこんなに料理が上手かったのか?
その時 私は心の底から思った。そして誓った。次回からも食事は羽田野兄貴に任せて楽になろうという事を・・・
 ビールと焼酎をいただき、明日に向け早めの就寝
 
15時14分登山開始
 2月11(日)雪
5:00 起床    
7:15 テント出発
10:50 テント設置
12:53 城山山頂
 5時に起床し、朝から羽田野シェフ特製の野菜ラーメンをいただく。マルタイラーメンと野菜の
 アンサンブルが食欲を促す。満腹でテントを出ると一晩で雪が+40センチ積もり、偵察で作ったトレースは見事に
姿を消していた・・・20キロはあるザックを背負い、これから2日間永遠にラッセルをするのか?
考えただけで気が滅入るがヤルしかない。取付の長い急斜面をワカンを付けてラッセルする。雪は深く膝したまで
 あり、10歩程度でふくらはぎは悲鳴を上げ、乳酸が溜まって行くのが分かる。
(師)藤田さん に足の使い方を習う。2番手に回るとトップのトレースの上に横から雪をかけ、後者へ繋げる。
 トップとは足の使い方が全然違う事を学ぶ。
ようやく最初の急斜面を登り斬るも、トレースのない深い雪の尾根が永遠 と続く。
 羽田野さんと交代でトップをラッセルし、なんとか樹氷の森を突破し稜線へ出る。
思った以上の積 雪に昨夜の雪で更に深さを増し、とても2日間では烏ヶ山には辿りつけない。
地図上で登頂可能の山を探り 南東の城山を目指す。
 トレースのない真っ白な稜線は、まるで自分だけの孤高の世界の様で、生きとし生き る人間の本質を垣間見た気さえする。
 おっと、油断している場合ではない。時折吹く突風と雪庇を注意され気を引き締める。
時折激しく吹雪く。オーバーグローブを一瞬でも外すと、指先は感覚がなくなる。顔の出ている部分も凍てつく。
 ほんの一瞬視界が開け、烏ヶ山の全貌が見えた。核心部は雪の断崖絶壁だ。心が躍る。
 
9:00
 
電波塔10:39
 
城山へ12:09
 
12:27 烏ヶ山の南壁を望む
 午後1時前にようやく城山山頂に到着。記念写真をパチリ!極寒ゆえ早めにテントに戻りる。
焼酎で冷え切った体を温める。疲れた・・・する事もないので早めに食事。
羽田野シェフの鳥団子鍋とビールをいただく。
色々な話をする。先輩達の話は何でもタメになる。明日は最終日か。
厳冬期の厳しい雪上訓練が名残り惜しい気持ちになる。
余韻に浸ってぐっすり休もうと思ったが、夜中に吹雪きテントは揺れまくり、
しかもトイレに3回も行くことになり、寒さとシュラフの結露で一睡も出来なかった・・・号泣
 2月12(月)曇りのち晴れ
8:20 テント出発
9:00 休憩コーヒー
11:50 駐車場出発
19:10 小月ホンダ
  ゆっくりと朝を迎え、下山を開始する。2日間つけたトレースは、これまた見事に何も無くなり、
 1日目に羽田野さんが付けてくれた目印のリボンを頼りにラッセルする。下りの急斜面は恐ろしかった。
 個人的に2度ほど滑落しかける。新品PETZLのピッケル有難う。技術の無さを痛感する。
 さらにヤバい下りは藤田さんにトップで行ってもらう。いとも簡単に進んで行く・・・
やはり凄い!
 
2月12日(月)9:38
 
10:27
 
10:48道路出る
 
山を眺めながら10:55
12時前に予定通り駐車場 に到着。車は雪で埋まってこの世から居なくなっていた。
 
駐車場着11:16
 途中事故渋滞で1時間ロスするも、予定通り7時過ぎには下関に帰ってきました!
厳冬期での雪山生活は 私にとって今後、山をやっていくにあたり、かけがえのない経験になりました!
 先輩方に厳しく指導してい ただき、有難うございました!
 感謝の気持ちでいっぱいです!もっと経験を積んで一人前の山男になれる様精進する次第です。
装備について(個人的見解)
 バックパック
 私が今回使ったのは65リットル+15リットルだったが、ザイル・テント他の共同装備を考慮するとちっち ゃ過ぎる。
 無駄に小分けの収納があっても寒くて開く事もないので、一気室の一本絞り、90~110リットルがいい。
グローブ
 一応、-24度くらいまでいけるブラックダイヤモンドの高級手袋を用意したが、中は濡てないが2日間の雨 風で
 外側が凍り付いて使い物にならなかった。予備で持っていった作業用のテルムス。これは冷凍庫で作 業する用の
 ビニール手袋で-60度までいけるらしい。実際に最終日に使用したが、全く蒸れず完全防水。
 下りまでずっと温かかった!予備用にはいいっかも!1500円くらいです!実はグリップもいい。
膝上以上のラッ セルの場合はピッケルを刺す時に雪が入るかも?あくまでサブ以下のイマージェンシー用として。
 シェラフ
 3シーズン用のナンガの羽毛だったが、ここまで極寒だと結露でビショビショ。二日目は乾く暇もなく、
 さらに濡れていた。カバーをしても複数日テント泊の場合、逆に濡れるのでは?
ナンガから厳冬期用で羽毛が防水加工されているドライダウンバッグか
外生地が防水でシェラフカバーの要らないオーロラライトのどちらか。いづれもダウンを700g以上とする。
ご指導くれた藤田優さん!波田野さん!本当に有難うございました! 
 
 大山弥山往復記録担当田村
2月10日(土)雨 9:15分下関K2出発 (中国道~松江道)~吹野宅14時30分着(テント泊予定を急遽変更)
2月11日(日)雨5時起床~6時出発大山寺へ猛吹雪の中を6時40分駐車場へ着
        7時20分大山寺情報館出発~夏道登山道~3合目からアイゼン着装
       10時10分6合目到着避難小屋にて行動食~次の登山者と入れ替わるための5分くらいで小屋から出る
       10時20分下山開始~11時30分情報館着~ここであたたかいラーメンを食べる
       12時30分大山寺駐車場出発~吹野邸13時15分出発~19時20分下関K2着
 下界で振り続けた雨は大山寺に向かう途中から猛吹雪となり、6合目までは樹林中で風を避けたり、吹かれたり
だったが、6合目では10m位の視界しかなく、風は強くここから引き返すことにする。
ほとんどのグループが引き返していた。
下山で会ったスノボー達は歩きにくそうにボードを抱えて登っていく。(どこから滑るつもりかな?)
数十人の登山者に会ったがみんなどうしたのかな?
大山寺以上は終日氷点下4℃以下であり、帰りの車中より何度も振り向いて見たが
2合目くらいから上は望めなかった。・・残念!