平成30年度 個人登行7月 木曽駒ヶ岳・宝剣岳 (福島Bコース)  

 ・山域 長野県 木曽駒ヶ岳2956m・宝剣岳2931m(木曽福島Bコース)
 ・平成30年7月13夜(金)-7月16(月)(3日間)
・目的:夏の中央アルプス(木曽山脈にて日本アルプスの基礎を学ぶ) 
 ・参加者:3名 ・水廣(計画SL・食料)・市橋(装備、会計)・羽田野(CL・記録)
 ・交通手段:プリウス27k/l 下関IC~中国道~中津川IC~木曽駒高原スキー場跡P 片820K・13H 
 ・主要コース:コガラ登山口⇔木曽福島B⇔七合目避難小屋⇔玉乃窪山荘⇔木曽駒ヶ岳⇔宝剣岳
7/13(金)1900K2 発  3名で交代運転 約13時間 
7/14(土)晴れ 【行程710
     750)登山口手前の「木曽駒冷水」にて水確保(810)木曽駒高原スキー場跡駐車場
     820)コガラ登山口「1,360m」(844)茶臼沢コースと福島Bの三叉路
     945)林道終点「渡渉」(1030)四合目(1140)四合目半「力水」水量良
     1300)五合目(1415)六合目(1530)七合目避難小屋着 
7/15(日)晴】七合目-駒ヶ岳・宝剣岳・下山【行程1330
     330)起床 (430)七合目避難小屋発(515)山姥(残雪有)
     535)八合目「水場」水多くキン冷(607)雪渓広場(630)玉乃窪カール
     700)九合目玉乃窪山荘(青屋根)(750)頂上木曽小屋(赤屋根)
     800)木曽駒ヶ岳山頂・駒ヶ岳神社「2,956m」(825)駒ヶ岳キャンプ場
     835)中岳(900)宝剣岳取付き・・・渋滞・・・(940)宝剣岳山頂!2931
     1005)宝剣山荘ソフトクリーム(1040)中岳巻道(1050)駒ヶ岳巻道
     13407合目避難小屋(1700)木曽駒高原スキー場跡地駐車場「着」
     
下山後・・・温泉「せせらぎの四季」、キビオ登山口テント泊(夕陽展望、星空観察
  7/16(月)晴れ 300)起床(1630)帰関。渋滞なし
                    ***詳細記録***
  □ドカンと晴れた初夏の朝。
    木曽駒冷水で一日の水を確保して、木曽駒高原スキー場跡地駐車場へ。
    千畳敷、駒ヶ岳ロープウェイは、事前の調査で2時間待ちの大混雑が予想された為、
    裏駒ヶ岳を選択したが、こちらの登山者の車は10台程で、静かな始まりだった。
    広々としたスキー場跡から見上げる景観は、尾平からの祖母山に似ている。
    ゆるやかに進むと「茶臼コース」との三叉路があるが、道なりに進むと間違いやすそうだ。
    沢沿いにまっすぐに伸びる林道は、木漏れ陽が心地よい。
    脇には、白いオダマキや、クガイソウが咲いている。
    林道終点は地図上には「丸木橋」とあるが、橋は無く5m程「渡渉」する。
    裾がわずかに濡れる程度だが、水中の石を渡る為ストックは必要。
    ここからは、登山道らしく急登が始まる。
 
 
    四合目で休憩し、四合目半の「力水」を目指したが一時間以上もかかり、
  「半」の長さを思い知らされた。七合目まで辿り着けるだろうかと一気に遠く感じた。
   針葉樹が長く続く登山道はいささか単調だったが、六合目を過ぎた辺りで御岳山が現れた。
   しかし、深夜運転の疲労が出てきて4時間が経過する頃には、休憩の度にうつむいたまま眠ってしまう

   六合目半からは、もうすぐ小屋だと思うあまり、枯れ木が小屋に見えてしまう程、疲労していた。
  結局
7時間かかったが、深夜行からすぐの登山は4時間までが妥当と思われる。
 
   7合目避難小屋は、1階は6帖の土間、階段、4帖の板間(窓無し)。
  2階は4帖の板間(窓あり)。全体でゆったり8名程度、無理して12人くらいか。
  2階の避難扉は無いので、冬でも積雪は無さそうだが強風なのだろうか?
  トイレは別棟で、なんと水洗で紙の予備も設置されていた。
  8合目から長距離で水を引いているので、飲用は出来ないが、煮沸をすれば可能との事。
  蚊取線香は必需品。小さな虫がプンプン飛んでいる。
  小屋につくなり撃沈・・・
  ゴロゴロ、ガガーン!雷の音で目が覚めると外はドシャ降りの雨。
  30分程で降り止むと、今度はセミがミンミン鳴きだして。
  久しぶりの夏の夕立は気持ちがいい反面、登山中だったらと思うと山の夕方は危ない!
  夕食はソーセージソテーとミネストローネ、フランスパン。明日用のご飯。
  だが、肝心のビールをすっかり忘れていた・・・
   □すっきり晴れた二日目
  330起床。星が瞬いていたが、430出発の頃には明るくなっており、ライトはいらない。
  等高線なりに進むようだが、橋がいくつも崖にかけられていたりと、結構危険だ。
  10分程進むと、視界が開け、針葉樹から明るいダケカンバなどの広葉樹林となる。
  朝陽を頂上に浴びた駒ヶ岳が姿を現し、振り返ると雲海に北アルプスが浮かんでいる。
 
「山姥」なる巨岩の下には雪が残っており、ひんやりとする。
 
 8合目の広場から5m下ると小さな沢があり雪解け水があふれている。
  顔を洗うとキンキンに冷たくシャキッとする。ここから7合目までホースで配給しているそうだ。
  玉乃窪カールにつくと、森林限界となりハイマツとザレ場と高山植物の宝庫となる。
  チングルマ、コイワカガミ、イワツメクサ、ミヤマキンバイ、ヨツバシオガマなど可愛らしい花が
  咲き誇っている。ただし、このコースではミヤマクロユリは見つけられなかった。
  この頃になると少し肌寒くなり、ウインドブレーカーを着用する。
  700九合目「玉乃窪山荘」で休憩。小屋の玄関先はぐるりと岩の要塞が組み上げられており、
  冬のきびしい吹き上げを思わせる。 
 
 駒ヶ岳山頂は、圧巻の大展望のご褒美だ。
 青空と雲海に浮かぶ穂高連峰、八ヶ岳、宝剣の先に南アルプス、遠くに富士山。
 南には空木岳への稜線が長く連なり、しばらく眺めた。
 神社で安全祈願をし、山頂で休憩。
 中岳方面を見ると、山頂を目指す人達で既に行列ができている。
 キャンプ場は昨日の夕立で、場所によっては川となりテント浸水したそうだ。
 いつかここで星空をのんびり眺めてみたい。 
 
 中岳周辺にフレッシュな濃い色のコマクサが咲いており、アルプスに来た実感が湧く。
   
 
 宝剣岳は、ピークに10人程度が寄りつけるだけなので、順番待ちすること30分。
 千畳敷カールの9割が「八丁坂」利用の為、必然的に「乗越浄土」が込み合う構図となっている。
 極楽平からはかなり少ない。どちらも難易度は初から中級レベルと思われるが
 子供が怖くて泣いており前に進めないようだった。

 以降下山ルートは玉乃窪山荘への中岳、駒ヶ岳の巻道を選んだが、結構面白いお勧めのルートだ。 
 
  往路を下山
□追記
 近くの温泉「駒の湯」は立ち寄りは1530までだったので 「せせらぎの四季」へ。
 炭酸泉でお湯良好。

 キビオ峠の公園でテントを張ったが、星空観察の名所のようで、来場者が絶えない。
 ■食料計画
  7/14 夜:ご飯2合、ソーセージソテー、ミネストローネ、フランスパン、ピクルス
  7/15 朝:ウメふり掛けご飯、ソーセージ
  7/15 夜:カツオだし温麺、コンビニ買出し品
■費用   19,100円x3
 感想
 日本の代表的な「木曽山脈」の代表格を裏側からまわる静かな山旅でした。
 道標には、「裏駒ヶ岳国有林」と書かれていました。
 いくつか勉強した点を挙げると
1、 長距離運転後には「準備体操」が大事な事。休憩時にもストレッチが有効な事。
2、 睡眠不足は4時間前後が限界な事。
 3、 山が大きな為、一合目の表記が想像より長い事。
 4、 夏山キャンプには蚊取線香が必要な事。
 5、 1600以降は入道雲に気をつけ、あっという間の夕立に備える事。
 6、 駒ヶ岳キャンプ場は抜群の景色だった事。
  ☆初夏の壮大な景観と、駒ヶ岳を下から踏破した充実感を味わう事が出来ました。
 ☆NHK朝ドラ「半分、青い」の岐阜美濃地方が近い為、「五平餅」の看板が沢山。
  食べたかったが
開店時間が会わずおあずけになったので、次の楽しみに。