正月合宿登山 八ヶ岳
 日程 2018年12月29日(土)~2019年1月2日(水)
 山域 南八ヶ岳縦走
 目的 冬山満喫と安全登山と技術研鑚
 参加者   A隊:藤森、羽田野、水廣、松本、小林
        B隊:市橋、宮元
        7人は、一部合同、一部別ルートでの山行になった。
 美濃戸山荘前登山口全員集合写真
 12月29日、当初は午後7時出発の予定だったが、天候が荒れる予報があり、1時間早めの設定となった。
 ところが、高速道上にも、一般道上にも雪はなかった。
 そのため、諏訪湖ICまで2時間も早い到着となった。
 B隊である市橋CLと宮元さんを出発点である北八ヶ岳ロープウェイに送った。
 コース的にそれほど高い山はないと聞いていたが、二人きりを心配しながらA隊の登山口美濃戸口に向かった。
 駐車場に着いて、荷物を整え(13kg~25kg)、八ヶ岳山荘に登山届を出していざ出発しようとして、
 ビデオカメラを持った白髭もじゃの50代後半の柔和な男性(写真下左の黄服の人)に呼び止められた。
 「地元の山梨~ですが、放送のため、歩く姿を撮らせてもらえませんか?」、
 それからわずかの間ではあったが、前から、横から、後ろから質問を投げかけられながら歩いた。
 雪のない3シーズンのような径を。藤森CLのザックの「下關山岳會」が光ったと思う。
 2018年12月30日 蓼科北八ヶ岳ロープウェー ~ 美濃戸口 ~ 赤岳鉱泉テント場
           
  赤岳鉱泉キャンプ場までの道のりは、やまのこ村あたりから雪があり、歩き始めなので、
  いくつか休憩を取りながら、美濃戸山荘から北沢をゆっくり進み、ちょうど4時間のお昼頃に到着した。
  テン場はほぼ埋まっていて、5人用を張るスペースはわず
かだった。
  障害物等ありちょっと不便だったが、アイスフォール下の周りの影響が少ない場所にした(写真上右)
  休憩時間はゆっくりあるが、5人用テント5人では、冬装備の時、室内は狭くなり、
  ゆったり休養がとれるとは言いがたかった。  女シェフの手早い、うまい料理で早めの夕食を摂り、就寝した。
 2018年12月31日
 赤岳鉱泉テント場~硫黄岳~横岳~赤岳~文三郎尾根~行者小屋 赤岳鉱泉テント場 (17:00)
 ( 11.0H 歩行時間、休憩含)
 午前4時起床。
目覚めのコーヒーと朝食を済ませ、
今日はアイゼンをつけ、6時過ぎ硫黄岳に向け出発。
長く感じさせるくねくね道を登ること2時間15分ようやく赤岩の頭に到着。
     
             本日登り歩くほぼ全貌が一望に。               ↑小1男子を連れた父も。負けてられない。
  これまでは南側の樹林帯を登ってきたので、風はほとんどなかったが、これからが北西の風にさらされる登りだ。
  上着を1枚加え、ゴーグルをつけて進む。30分ほどで硫黄岳頂上に到着したが、
  長居すると体温を奪われるので、記念写真を手早く撮って、昼食場所予定の硫黄岳山荘を目指した。
  ところが山荘は冬季閉鎖。
  やむを得ず、風の弱そうな所を選んで手短に昼食を摂り、横岳(写真中)~赤岳天望荘へ先を急いだ。
                
  天望荘へは、アイゼンを外して入らねばならない。
 3人だけが、カレーや牛丼やぜんざいを注文し、体を温めた。
 そして、最後の登り赤岳山頂を目指した。
 あと高度差200mであっても、6時間歩いてきて、急な勾配は体に応える。
 何とか登り切って、どさっと休憩を取るが、冷えてくるのでよいしょと腰を上げた。
 下りは、例の文三郎だ。急でもあるし長い。
           
   休み休み、転ばないようにと気をつけてゆっくり下るが、足が言うことを聞いてくれなくなっており、転んだ。
  途中、阿弥陀の分岐を見て、阿弥陀はすぐそこに見えるが、明日の道のりは遠いなと思う。

あえぎながら行者小屋までたどり着き、おでんの登り旗に気をよくして戸を開けたが、おでん鍋は空だった。
  売り切れたら旗を降ろして欲しいなと思った。
  最後の40分をがんばろうと励まし合い、鉱泉に16:00に帰り着いたが、直前でCLが転倒して、
  左足を軽く捻挫してしまった。
  久しぶりの長時間の雪道は厳しいかもしれない。

          
  大晦日のごちそうを食べながら、本日を振り返り、明日の行動を話し合う。
 下山時に見た阿弥陀は時間的なこともあるかもしれないが、人影が見えず、険しい感じで、
 中岳コルコースは雪崩の心配もあり、文三郎を分岐まで登りかえすことを考えると、ぞっとして、様々な意見が出た中で、
 B隊を迎えるコースを出会うまでどこまで行けるか行ってみようということになった。
 それにしても、鉱泉に着いて以降、一度も電話連絡が取れない。お互いの電波事情がよくないのだ。

元日は、昨日より30分ほど寝覚めを遅らせて、ゆっくり今年初めのお食い初めを行い、
 7時頃から昨日と同じ径を上り始めた。途中、モルゲンロートに出会う。

      
  2度目だと気は楽であるが、やはり赤岩の頭までは長い。
 頭から硫黄岳頂上までは昨日より気持ち風は緩い。
 B隊は夏沢峠から登ってくるはずなので、我々は下っていく。
 北へ行く道で、風よけは全くないので、頂上へ登ってきたときより風は強い。
 しかし、幸いなことに少し下ったところで、B隊の二人が登ってくるのを発見。
 坂道で2日ぶりの再会を喜び、頂上へ引き返すことにする。
 冷気の風が強まっているので、全員での記念写真を近くにいた登山者に頼みシャッターを押してもらい、
 足早に下山を始めた。
 B隊市橋CLが途中で、手に入れた情報により、午後から崩れ始めるというので、
 鉱泉でのもう1泊を切り上げ、下山が決まった。
 テン場まで帰り着いて、手早く荷物をまとめ、テントを撤収して、山に感謝して、下山を始めた。
 本日は、さらに冷え込んでおり、
 川の流れがしぶきを生むところではガラスのカバーが掛かっているようで美しい。
           
  北沢の堰堤付近の広場でアイゼンを外すことにしたが、よく見たら、来たときとは打って変わって、
 道路の表面が凍っており、とたんに滑ってしまった。その後は、足を取られないように慎重に気をつけながら、
 美濃戸山荘で休憩を取り、美濃戸口駐車場まで何とか無事にたどり着いた。  
 全員が揃ったところで、一番近くの温泉もみの湯に向かい、ゆっくり体を養生して、全員無事の乾杯と、
 食事後仮眠を取って、
 早朝下関への帰路についた。